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月見酒の縁側

クロバ私室【1:1】

――カムイグラでの決戦が終わり、妖精郷での戦いに引き続いた大きな騒乱はひとまずの静けさを迎えた。

深緑内の自領に仮住まいを構えたクロバは自室にて大きなため息をついた。

「……まったく、バカだよなどいつもこいつも」

”彼女たち”の感情も理解できる。
ただ――それでもし帰ってこれなかったらどうなる?
置いて行かれるこっちの気持ちを考えたことはあるのか?
つい、そんなことを思いしばらくシフォリィですら少し距離を取ってしまっている日々が続いていた。

まったく馬鹿だよな……俺含めて。


そんな黄昏ていた時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。

(シフォリィとの1:1RPスレです。該当PC以外の発言はご遠慮ください)

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シフォリィがすべてを打ち明け、ようやく己の中で合点がいった気がした。

「ブラフのつもりで言ってみたんだがまさか大正解、とはな……」
(まったく、お貴族様周りはどれだけ闇に包まれているんだか)

苦笑を漏らし、うん、とうなずく。

「まったく、清廉潔白な奴だと思ってたけどそんなことを考えてたなんて悪いやつだな、ホント。
向こう見ず、思い立ったら一直線。どれだけ俺も怖かったか想像してみろよ、ったく」

だけど口調は罰するためのものでなく、いたずらをした子どもを窘めるかのように。

「まぁ、そうだな。
エルメリアの想いは知った。そして彼女が”どんな目”に遭ったかが君に想像できる以上、つまりそういう事なのだろう。……それが君の想いの真実だというのなら、仕方ないとも思えるけど。
――けどそれはあくまでそれは君が俺にとってのただの友だったなら、という話だ」

そう、ただの友であったなら。
でも――

「でも”俺”は違うから。
君に命を使われ切られると非常に困る。……言わなくてもわかるだろう、ここ? というか、察してくれ」

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