ギルドスレッド
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月見酒の縁側
「………」
”気にしなくてもいい、君は君のしたいようにやったのだ”と、口にできなかった。
したくてもできない。
何故なら――
「……わかってるのなら何故そうした。あの言葉は嘘だったのかよ」
思わず握った拳が震える。
違う、こんな事を言ってやるべきではないのだと。
頭ではわかっているのに心で納得できないでいる。
「俺を置いて行ってもいいと――そう、お前はしようとしたんだぞ」
”また”選んでもらえないのかと。
あの男と同じように、信じた誰かに置いてかれてしまうのかという心の疵が素直に彼女を受け入れようとはしてくれなかった。
”気にしなくてもいい、君は君のしたいようにやったのだ”と、口にできなかった。
したくてもできない。
何故なら――
「……わかってるのなら何故そうした。あの言葉は嘘だったのかよ」
思わず握った拳が震える。
違う、こんな事を言ってやるべきではないのだと。
頭ではわかっているのに心で納得できないでいる。
「俺を置いて行ってもいいと――そう、お前はしようとしたんだぞ」
”また”選んでもらえないのかと。
あの男と同じように、信じた誰かに置いてかれてしまうのかという心の疵が素直に彼女を受け入れようとはしてくれなかった。
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深緑内の自領に仮住まいを構えたクロバは自室にて大きなため息をついた。
「……まったく、バカだよなどいつもこいつも」
”彼女たち”の感情も理解できる。
ただ――それでもし帰ってこれなかったらどうなる?
置いて行かれるこっちの気持ちを考えたことはあるのか?
つい、そんなことを思いしばらくシフォリィですら少し距離を取ってしまっている日々が続いていた。
まったく馬鹿だよな……俺含めて。
そんな黄昏ていた時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
(シフォリィとの1:1RPスレです。該当PC以外の発言はご遠慮ください)