カウンターや酒樽を用いた机のあるその場所は、恐らく以前は酒場として使われていた。
だが、酒場としての名残はせいぜい無残に割られた酒瓶程度しか残っていない。

集会所の中では一番広いため、談話するとすればこの空間になるだろう。

存じているとは思うが、イベントシナリオなるものが開幕したらしい。
俺自身としては破滅に関連のないことに興味は無いが、それでも他の特異点たちと交流を繋いで情報を得ることは将来的にも重要だと考えている。
もし俺を誘いたい奴がいるなら、同行することもやぶさかではない。特に希望者がいなければ、一人で適当にやる。

＞農具
あぁ、流石に対価も無しに供出を期待するべきではないな。
そうなれば現時点で此方の生産できる価値は皆無に等しく、やはり自弁が第一か。