ギルド内のとある休憩室。
テーブルの上にはお茶と軽食が用意されている。

「そろそろ、ここにも馴染んだことだし
俺の出身世界について話しでもするかな。」

語り部が適当な椅子に座る、どうやら話が始まるようだ。


※ユーが管理するスレッドとなります。
※出身世界について語りますのでご自由にお過ごし下さい。
※背後に一通り設定はありますが、
　簡単な物のため矛盾があると思いますので、あしからず。
※質問・ご意見歓迎です。

俺が居た所は100年くらい前に資源不足が原因で起こった戦争で
大地の大半が荒野になったって世界だ。

昔の本によれば人口は最盛期の1割くらいまで減少してるらしい。
あそこに生きていた連中は残った僅かな資源と
新たなエネルギーを巡って戦いばかりしていたな。

種族は人間の他に亜人や魔物もいた。
まぁ一緒に生活できるのは亜人だけだったがな。

そういえば、知り合いの年寄りが人間以外の種族は
戦争前には存在していなかったってよく言ってたな。

ん、世界の様子は話したが名を言ってなかったか…。

少なくとも周りの連中は元の世界の事を「エルミア」と呼んでいたな。
まぁ世界というよりは大陸の名と呼んだ方が正しいかもしれんが。

人と亜人と魔物の世界か。ユーは人間でいいのか？

ここにいる鉄騎種みたいな成りはしてるが、義手や義足をしてるだけで俺は人間だ。
他の人間種と比べて見た目が幼いのが悩みではあるが（苦笑）

荒廃した世界ではあるが、いくつか大きな国家もあったぞ。
俺の出身は「レガリア」と言われ、巨大な壁と水路に囲まれた城塞の様な国家だったな。
良くある話だが壁の中に住めるのは金持ちか能力のある者の縁者だけで多くの人々は
生き残る事に必死だったよ。

運良くお師匠に拾われたおかげで衣食住には困らなかったが仕事柄、よく外に出る事があって
幼いころは遊び場と化してたな。

魔物蔓延る荒野たぁ中々危険な遊び場みたいだな。
やっぱり旧世代の遺跡やら廃墟やらがあったのか？

昔使われてたような地下道だとか遺跡の様な場所はちらほらあったな。
まぁ壁が見える範囲はほとんど調べ尽くされたみたいでロクな物はなかったよ。

魔物の討伐で遠征した時に見つけられれば一攫千金も夢じゃないんだが
人の手が入ってない＝魔物も狩られてないわけだし、リスクも高い。