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時計屋
おや……二週間の事を秒数で言う人、記憶の無い私でも初めて見た気がするよ。
(何かこだわりがあるのかな、と興味深そうに呟いたが、本当に答えが貰えるとは思っていないらしく、その口調は随分と軽い)
……二週間か。もっとかかる事も想定していたけれど……
(思い入れ、と男に問われて、穏やかだった笑みが曇る。困った様な様子で店主から視線を逸らしながら)
思い入れ、というか……その……
……先程記憶が飛んでいると言ったけれど、本当に文字通り全部が消し飛んでしまっているみたいでね。
正直、自分の名前すらも曖昧にしか思い出せない有様で。
そんなだから、記憶を失う前から持っていた私物はできる限り綺麗な状態で持っておきたくて……ね。
……物を通じて昔の事を思い出せる可能性があるかもしれない、と思うとつい……
(初対面の人相手に話す様な事じゃなかったかな、と囁いて笑っているが、その顔はどこか強張っている様に見えるかもしれない)
(何かこだわりがあるのかな、と興味深そうに呟いたが、本当に答えが貰えるとは思っていないらしく、その口調は随分と軽い)
……二週間か。もっとかかる事も想定していたけれど……
(思い入れ、と男に問われて、穏やかだった笑みが曇る。困った様な様子で店主から視線を逸らしながら)
思い入れ、というか……その……
……先程記憶が飛んでいると言ったけれど、本当に文字通り全部が消し飛んでしまっているみたいでね。
正直、自分の名前すらも曖昧にしか思い出せない有様で。
そんなだから、記憶を失う前から持っていた私物はできる限り綺麗な状態で持っておきたくて……ね。
……物を通じて昔の事を思い出せる可能性があるかもしれない、と思うとつい……
(初対面の人相手に話す様な事じゃなかったかな、と囁いて笑っているが、その顔はどこか強張っている様に見えるかもしれない)
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人を出迎えたのは一面に飾られた時計の数々。
だが、その時計は一つとして同じ時間を指してはいない。
奥に見える作業台に初老の男が腰掛けている。
愛想を感じられる挨拶はなく、この商店の主人であろうその男は来客者を一瞥するのみで、すぐに手元で弄ぶ時計に興味を移した。
店の主が偏屈である事が窺える。
どうやらあなたを快く歓迎してくれるのは
相も変わらずちくたくと働く、時計達だけのようだ。
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このギルドのとりあえずの玄関口。
主人は時間合致した場合に応答します。
差し当って一発言・一行動の短文推奨。
不在時に万引きされると主人が悲しみます。