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ギルドスレッド

『それは終わりの地』

1:1RPスレッド『剣の名前』

(霊園の一角、今は花が全て散った花壇。精霊種が一人、飾り気のない剣を見ている)
(ハインさんとの1対1RPスレッドです)

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こんばんは。僕を相談相手に選んで貰えて光栄だよ。
それで、剣の名前……だったっけ?
何かいわれとか、由来のある品なのかな?
ようこそ、ワニの件は大変であったな。(シャイネンナハトのワニ。そっと目を伏せる)
いわれも、何もない。ふと目にした打ちかけの剣……。癒しの術こそ込められているが、不安定な剣。
(灰銀の刀身の大剣には、癒しの術が込められている。だが、切れ味は素晴らしいわけではない。魔術との親和性を除けば、飾り気のないただのなまくらと言ってもおかしくない)
これに装飾をつけて、まあ、いろいろやろうかとは思っていたのだが……。難しいもので。
あ、あはは……アレは、うん。ちょっと僕のテンションも変になってたみたいだ。
(どんなテンションをしていたらシャイッ!シャイッ!が出てくるのか)

特に何の変哲もない、言い方はアレだけど品質が良いわけでもない。
でも、名前を与えるというのはある種特別な、儀式のようなものだからね。
場合によっては、力が宿ってもおかしくない。どんな名前を付けたいとか、そんな希望はあるかな?
鍛え直して行けばそれなりのものにはなると思っているが、なにせ、打ちかけ……。
だが、妙に手にしっくりきた……それが、選んだ理由であろうな。
(何になるかわからないまま捨て置かれた姿に、妙に心がざわめいた、とも付け加える)

私も確かにテンションが変になっていた、な。勢いとは恐ろしい。(シャーマンモードにトランス。そんなこともあったね)

そう、そしてその後、ずっと呼び続けることで、存在はさらに強固になる。
名前は、そうだな。前に使っていた剣は死出の鐘に合わせて九告鐘、と呼んでいた。
それ以外なら……。

(少し照れたように顔を横に向け)

出来るだけ、名を呼んで格好がつくものが、よい。
(そういうのにこだわりたい闇精であった)
なるほど。リースヒースは死や影に結びついた精霊種グリムアザースだったね。
別の剣を九告鐘ナイン・テイラーズと呼んでいたということは、剣を死の担い手と見なしているようだ。
だったら、それに相応しい名前は幾つか思い付くけれど……格好良い名前か。
ちょっとリースヒースの他の装備を見せて貰っていいかな?
どうせなら、名前には統一性を持たせた方がいいだろうしね。
死の担い手、たしかに。かつて私は狩る側であったか……そうか。そこも考慮に入れねば。
追加ひとつだ。「刈り取らぬ名前」がよい。難しくしてしまってすまぬ。

(そして装備をじゃらりと見せた。ステータス参照である)
(なおレールデュダンはタイポで正しくはレールデュタンであった)
刈り取らない……? 剣でありながら、他者を傷つけないものか。
そして他の装備の言語体系は……混沌ではあまり用いられないものだね。

ああ、でも、境界でこれに似た言語を元とする、ある伝説の剣の名前を見たことがある。
無鋒剣カーテナ」。切っ先も、刃すらもない切れない剣。
平和の象徴として、ある王国に代々受け継がれている剣だよ。
まずはこれを候補の一つとして挙げさせて貰おうかな。
ふむ。カーテナ。(名を口の中で繰り返す)
ハインの武具や術の名は、割と見るが……鉄帝式というか。確かにこちらはあまりないな。

平和の刃か。確かに、面白い。
そうだね、僕が良く用いている言語体系は混沌でも比較的良く見るよ。
デア・ヴァンダラー(レリック衣類防具)みたいに鉄帝以外の場所でもね。

カーテナはシャルルマーニュの伝説においては「コルタナ」と呼ばれ、ローランの剣デュランダルやシャルルマーニュの剣ジョワユーズ等、名だたる名剣と同じ材料、同じ製法で鍛えられたという伝承もある。
それがどうして「慈悲の剣」として伝わったのかは諸説あるけれど……面白そうじゃないかな?
やはり重厚な感じがそそるのだろうか。……だとすれば、わかる。

うむ……。これは境界で調べ物をしなければなるまい。
鋒なき剣でも、術の焦点に使うならば、問題ない。案外癒しの部分が強まるやもしれない。
(手帳を取り出しメモを取る。カーテナ、コルタナ。鉛筆で整った文字が書かれていく)

他に案は、あるのだろうか。これでも十分良いとは思ったが。
んー……考えてみたけれど、これ以上のものを今思い付くことはできないね。

何しろ剣というのは、誰かを傷つけるため、殺すために作られた、戦いのための道具だ。
槍や弓といった狩りの道具や、斧のような日用品から派生したものとは、そこが決定的に異なる。

だから「刈り取らない」名前にしようと思うと、必然的に剣以外のものから名前を拝借せざるを得ないんだ。
だから、これが今の僕が出せる一番の案になるかな。
なるほど。確かに矛盾をはらみすぎている……。
戦いのための道具に、何故作り手は癒しの術を込め、何故、打ちきれずに手放したのか。
その物語を、思わねばならない。

ならばこうなったことも必然。大事に、名前に使おうと思う。
ある者は心如和剣戟(こころなごむつるぎ)とこの剣を称した、故に。
『こころなごみの無鋒剣』と。長いな。
コルテナ・デクール? (ぼそりと呟いた)
そこが人々が剣に魅了される点でもあると思うけどね。
剣という武器は色々な意味で特異で、特別だからさ。

コルタナ・デ・クールCortana de Coeur……「心のコルテナ」か。
ふふっ、僕はそれに賛成かな。刈り取らない、傷つけない、殺さない剣に相応しい名前だと思う。
といっても、もちろん他の案が出たなら僕はそれでもいいよ。
それじゃあ……今日はそろそろお暇させて貰おうかな。
心の刃、すなわち誇りであり意志。
傷つけるだけではないもの。

……いや、これに決めようと思う。全てが上手く嵌った気がする故。
此度はありがとう。今度訪れた時は、菓子と茶でも振舞おう。
(そうしてもしよければ近い場所まで、と馬車に招くだろうか)
力になれたなら幸いだよ。道楽とは言え、鑑定屋を営んでいるからね、その冥利に尽きる。
うん、次は今度はお言葉に甘えて、いろいろとご馳走になっちゃおうかな。
それじゃあ、またね。バイバイ。
(こちらのお言葉にも甘えさせていただき、馬車で近くまで送って貰うことにするだろう)

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