相談ごとも必要だろう。この部屋は自由に使ってくれ。

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（いつのまにか会議室のドアにもたれかかってる）
スチールグラード都市警邏隊とブラックハンズ隊のどっちと先に交渉するかは、僕の意見は保留だ。
いやあ、外様が意見するには重たい議題だからね、これは。

能力値については重要なので色々と。
他派閥を見て回せば、ザーバ派は20人程度、ラド・バウ派は50人程度、それ以外は40人程度でトントンだ。
しかし、一番アクティブなのはラド・バウ派なのはなんとなく察しが付くだろう。
「闘争信望」は通常以来は能力値1つを15、ラリーなら5上げる代物だ。
この上がり幅なら、3つか4つの依頼が終了すれば、ラド・バウは生産力が100上がる、ぐらいの勘定をしても問題なかろう。
そういうわけで9～12依頼終わるとラド・バウの生産力は500超えるだろうな～っていうのは覚悟しておこう。
つまり、「常に生産力を高めなければ、生産力の優位性はすぐに失われる」ということだ。
そういう意味で、生産力を優先する意味は非常に高いと言えるだろう。

さて、もう一つ優位性があるのが技術力だね。
これは非主流派に対して50の優位がある。
しかし、50の差なんてものはその気になれば2～3の依頼でひっくり返りかねない、危うい優位性なのさ。
更に非主流派はその性質上、純粋な軍事力よりも古代兵器による優位をガンガンとっていくスタンスになるのは予想可能だろう。
なので、こちらも「追い抜かれた技術力をすぐに抜き返さないと、すぐに優位性が失われる」といってもいいだろう。

と、いうわけで。
軍事力を高めていくという方向性は手損になりやすい、ってのが正直なとこかな。
生産力と求心力という2軸で大規模な動員が行えるんだから、それに技術力で戦闘能力を付与する、というスタイルを考えていけば軍事力なしでもやっていけるんじゃない？
遠征したければ、そうだねえ……技術力を極めていけば、移動要塞的な何かが作れちゃったりしたりするんじゃないの？

そういやここが元々移動要塞だったの聞いて思ったんだけどさ。
移動できる暖房付きの大規模仮設住宅みたいなの作れないのかなあ。
どこの勢力も、冬を超える住居がないってことで困ってるんだ。
そういうのがあれば、他勢力に対して優位性を取れるんだけどなあ。