さて。これからどう戦力を振り分けたものかな。
ん、イレギュラーズか――丁度いい。
お前達の意見も聞かせてくれ。今後の指針の一つになるかもしれんし、な。

※このスレッドは勢力に対する「提案」スレッドです。
※勢力として「このような動きをした方がよいのでは？」という提案があった場合、なんらか勢力の動きやシナリオの傾向に影響がある可能性があります。
※その他「こんなスレッドも欲しい！」などと言った内容でも構いません。

はいごきげんよう。今来たばかりの新人だけど、状況は把握したわ
【兵糧確保】が急務であると同時に
【帝政派】との連携ができる公算が高い
【諜報力】はもともと軍部として高いので得意分野である
というところね？

ではまずそれを除いて
【ザーバ派の利点】
を私なりに述べさせてもらうわ。
・ザーバ派は「ザーバという個人への求心力によって成り立つ究極のトップダウン形式」であること。
これはザーバが意思決定を下せば、即行動に移せるということを意味する。多頭竜の様相を呈している他の派閥にない、この戦術的機動力は絶大なアドバンテージだと思う。

・常に最前線で戦っていた兵士たちによって主戦力が成り立っている。
これは「多数の強力な個人によって構成されているラドバウ等に直接戦力では劣るとしても、多数対多数においてはこちらに分があるといっても過言ではない」と私は思っている。だからこそいま現在、軍事力No2という兵力を維持できているわ。
そして計画的な軍事行動、情報の収束や統率が取りやすいというのも、大きな利点だわ。
聞けばラドバウは難民を集めて数合わせの兵にしようとしているらしいし。そういった「暴徒」とくらべれば雲泥の差よ。

・南部戦線という人質を持っている
これは――少しダーティな戦術だけど、どの勢力も「南部戦線をあのザーバが放棄するはずがない」と思っている。事実、兵力の分散をどうするかとザーバ自身も述べていたわ。それほどまでに埒外と思われている。
皆が懸念していた、勢力毎の対外外交による外患誘致の危険性なんて生易しいものじゃないくらいの大爆弾だからね。
だからこそ、最後の切り札として使えると私は思う「ザーバは首都を制圧するために、南部領地を全て放棄して北進を開始した」なんて情報が出た日には、どこもかしこも慌てふためくことになるでしょう。それこそ、対外外交を行っている「よその国の者」であったとしてもね。
最初に述べたトップダウンの意思決定が「それが可能である」という説得力を持たせるでしょう。

・民衆からの支持が得やすい
これは「今まで南部を堅持してきた英雄と、その部下たち」という肩書が上手く作用すると私は思う。かねてより国民から「鉄帝最強はヴェルスか、ガイウスか、ザーバか」と言われる巨塔でしょう？　その巨塔が英雄的行為を行えば行うほど、支持は更に強固になると思う。
一般的にこういう状況になれば、村を焼いてでも物資をかき集めて戦略目標を達してしまう、というのが手になるけれど。南部戦線は「守ってきた側」よ。
守り続ければ出てくる信頼の厚さは、他の勢力の比ではないと思う。保安部（ゲルツ）がこの派閥に居るようだし、民衆への宣伝の手段は心得ているはず。容易に行えるでしょう。

以上が私の考えるザーバ派の利点よ。
問題点に関しては私から改めて出せるような内容は無いから割愛するわ。