PandoraPartyProject

ギルドスレッド

森の洋館

【RP】迷いの森

『何処へ行くの』『何処へ行きたいの』
木の幹の扉が語りかける。

柔らかな風に木々がそよぐ。
花が鮮やかに咲き誇る。
砂糖細工の蝶が舞う。

天に伸びたキノコの傘を暖める、春の日差しは蜂蜜の色。
晴れ渡る空を泳ぐ青い鯨がないている。
帰りたい。帰りたい。帰りたくない。

不思議の御伽噺によく似た世界。
永遠の少女の夢の世界。

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(増すおぞましさ、妹分たちの訴えに黒薔薇の所有物は嗤った)
愚かしいな痛ましいな、幽夜と現夜の者ともあろうに。
…ね、僕のことも分かんないくらい、ぐちゃぐちゃ?
観測するだけの義理の息子も、分からない?
(商人だったものの傍にしゃがむと、まだ残っていたコートを摘まんで引っ張る)
…弱ったな。オマエまで来たのかよ……。
俺は囚われの姫か何かか?
(京司の気配に濡れた頬で不器用に苦笑して)

…大丈夫。大丈夫だよ。
俺は慈雨のモノだっていつも言ってるだろ?
他の誰のモノにもなりやしないよ。
(荒れる主人を宥める為に優しく撫でようと)
…ん………ん…、とき…、

(挑発とも取れる所有物ムスコの言葉にざわりと気配が揺れたが義理の息子という単語を聞き、更に自身の猫の手に理性を取り戻して、ひたひたとした悍ましい気配は霧散する)

(両手で息子ムスコと猫を抱き締めようとしつつ、幼子の様な瞳をムスメに視線を向けて)
なあに、父様。
猫ちゃんは私じゃ駄目なんですって。
父様じゃないと嫌って。残念。
(父の視線を受けて悪びれる様子も無く小首を傾げる)
…ちょっとしゃがんで、ルミエール……、
(もう気にしてる様子は無く、ムスメにそう“お願い”して)
……ん…、
(ムスメも傍に来ると、頑張ってみんなまとめて抱え込もうとする。まるで、全部自分のモノと言いたげな。否、全部自分のモノだから誰もどこにも行かない様にそうしようとしている)
(素直に抱え込まれながら)
困った父親になったものだね、お互いに。
……もう少し、もっときちんと、あなたが人間を思い出したら問題整理しような、一緒に。
慈雨……。
(抱え込まれたまま主人を何度も撫で続けて)
(大人しく抱え込まれて)
…私はここにいるわ?
私は父様のムスメで、京司さんと紫苑の月の妹だもの。
私が私をそう決めたのだもの。
…………うん……、
(全員大人しく腕の中に収まって『何か』が満たされたのか、とろりと菫紫の瞳が甘く潤んで大人しくなる)
(パスが太い眷属クウハはソレの情動が安堵で一時的に凪いだのがわかるだろう)
…ええと、それで……。
問題整理だっけか……?
俺が悪いとしか言いようがないんだが……。
(主人の様子に安堵を覚えつつ、思い出したように頬を拭って)
 
――――冗談。
悪いのは全部このオレさ。

(まるで初めから其処に居たかのように、そこに居るのが当然であるかのように)
(薄ら笑いを浮かべた小さな背丈の男が、寄り添い合う”家族たち”の後ろに立っていた)

簡単な話だよ。
そいつの大事な大事なご主人様にオレが手を出したんだ。

クウハは嫉妬と憎悪で魂をすり減らしながらもそれを抱え込み
武器商人は眷属が寿命を縮めるのは自分の所為だと嘆き悲しんだ。
そうして互いが互いに自分を加害者だと言い張るが…………真の加害者は此処に居るのさ。
やれやれ、せっかちだね。
商人が人間を思い出してから、そう言ったでしょ?
だからまだ、話し合いは早いよ。
どうしても、と言うなら
それぞれが始まりと思う出来事から現在までを時系列順に客観的事実のみを抜き出して書いてきて
それで判断しよう
感情ありきで物事を語る前に行動を省みる事も大事だぜ
オレが来なけりゃ、どっちも「自分が悪い」って言って話が進まないだろうからな。
それを止めに来ただけさ。

……しかしおまえ、この姿を見ても無反応とは。
魔術師ってのは魔力で相手を識別してるもんなのか?
(後ろの気配を視て酷く緩慢に振り向き、その唇がかてぃーと動く。幸か不幸か、音には出なかった)
無粋な人ね……。
だからいつまでたっても仲間外れなのだわ。
(感情のない声で、淡々と)
家族団欒の時間を邪魔した非礼は詫びよう。
しかし、そのままじゃおまえの大事な兄が全部自分で罪を被ろうとするぞ?
それはおまえも望むところじゃないだろう?
……誰が何を言っても言わなくても関係ないのよ。
紫苑の月はそういう人だもの。
私の猫ちゃんは優しいもの……。
ルミエール、お辞め。ファニーも乗らないで。
絡まった紐を解す時は冷徹なほど慎重に、ね?
今は「どうして起こったのか?」を冷たく静かに時間を追うだけにしたまえ
悪いな、京司……。
どうしてと言うなら、俺がコイツの望むものを与えてやれなかった事が始まりじゃないか……?
時系列順に客観的事実のみ、だったか?

1.オレはクウハに恋人として不満があった
2.その不満を解消するために武器商人に浮気をした (※武器商人に”浮気”の認識はないものとする)
3.それを内緒にしていたため当然の如くクウハが嫉妬や憎悪を抱いた (※嫉妬の対象はオレである)
4.しかしその感情を無理に抑え込んだがために魂を擦り減らしている
5.その苦痛から解放させようとルミエールが夢の世界へクウハを閉じ込めた

……個人的な言い分を省く客観的事実を述べるとこんなところだな。
(所有物ムスコの言う様にまだ"人間"を思い出せていないのか、それとも他の理由か、少しぼんやりとした様子で周囲を認識している。全員を解放した後、改めて一番パスが太い眷属クウハその場の巣安全な場所として選んで身を寄せようと)
ん…大丈夫だよ。
ごめんな……。
(不安定な様子を見せる主人を愛情を込めて深く抱擁し、背を撫でる)
(鞄から紙を取り出して、ファニーの話した内容を自動書記で転写する。その魔術をクウハへ差し向け)
商人を慰めながらで良い。話してくれるかい?
ルミエールと、半身としてルクスも。
「1.紫苑の月が銀の月への愛情に苦しみを抱いている事を以前から知っていた。
2.銀の月と白亜の星の様子から二人が親密な関係を築いた事に気がついた。
3.苦しみから遠ざける為、紫苑の月を夢に閉じ込めようとした。

僕らが話せるのはこれぐらいかな。
そうだろ、ルミエール?」

うん……。
(少女は半身に生返事を返し、蝶を指へとまらせている)
俺はファニーの望みに応えてやれず、向けられる執着を持て余していた。
そうしている内に慈雨とファニーが親しくなった事を聞き、それに不満を抱くようになって……。
後はソイツらが言ってる通りだよ。
(深い抱擁と撫でられる背の感触に安心を覚えているらしく、息をゆっくりと吐いてクウハに抱き着いて身を預けている)
あー………………………
(商人を除いた全員の話を聞いて問題整理がおおよそ付いた顔)
(ぽやぽやしてる商人の前にしゃがむと、おもむろに頬を揉もうと)
……なんとなく整理は付いたけれど、商人が『これ』だからなあ。
こんな情緒の商人で話すと、商人のハザードレベルあげるだけだよなあ…………。
(長考の間)
……よし、やっぱり今日は解散!この商人使い物にならないよ、たぶん!!
……まぁ、そうだろうな。
オレだってこの場で解決するつもりで来たわけじゃねぇし。
日と場を改めるか。

第三者の立場からの意見が欲しいんだが、京司よ、おまえさんは参加してくれるのかい?
んぃ……、話?
(むにむにと無防備に頬を揉まれて、所有物ムスコへ明確に意識を向ける)
…………。
(静かに息を吐いて主人の背を撫で続けている)
…ん、くぅは…、ぁりがと……、
(唸り声しか出さぬ獣よりはマシな人間らしさで、自身をずっと宥めてくれている猫の背を慈愛を込めて撫でて労ろうと)
「他人同士、心が擦れ違いはよくある話さ。
そう重く捉えることもない。
気楽に解決出来るといいよね」
(ゆったりと場にいる者を見渡して)

…お終い?遊ぶ?
(父の髪を弄り、細い三つ編みを作ろうとしながら)
(ムスメに髪を編んでもらって、ふわっとした甘い表情を彼女に向ける。嬉しい様だ)
問題の洗い出しまでを仕事するつもりだったが、そう言われると参加せざるを得ないな。
じゃあ次回、商人の理性と情緒が完全復活したら問題突き付けるから。
何かあればメールくれ、左様ならばまた。
ありがとうも何も俺のせいだろうに……。
(主人の労りを受け、困った様に苦笑する)

遊ぶ…そうだな……。
もう少し後で、落ち着いたらな。
……すまん。
迷惑をかける。
(去っていく京司へ声をかけて見送る)
すまねぇな、恩に着るぜ。
(京司へ向かってひらりと手を振って)

さて、お邪魔虫は退散するかね。
話し合いの日程や場所はそっちで指定してくれ。
次はちゃんと招待状を受け取ってから参加させてもらうよ。
(恭しく礼をしてみせると、そのまま景色に溶けるように姿を消した)
……"なかまはずれ"に、しちゃった?
(ソレが哀しく視線を伏せて)
……慈雨は悪くない。
(抱き締める腕に力を込め)
自分で出ていかなかったら私が追い出してたわ。
(頬がリスのようにぷくりと膨らむ)
(編んだ髪に紫色のリボンを結んで飾り)
……そっかァ…、でも、きっと苦しめてしまったから…あとでごめんねってしなきゃ…。
(ルミエール、ありがと。とお礼を言いつつ、クウハの首筋に甘える様に頬擦りして)
………。
(何も言わず主人の頭を優しく撫でる)
……疲れちゃった?
ごめんね。ごめんなさい。
私達が貴方を愛したりしなければ、貴方は笑っていられたかもしれないのに……。
(悲しげな表情でクウハの頭を撫でようと)
…そんなこと言うなよ。
俺の方こそごめんな、ルミエール。
出来ることなら、オマエの理想通りに振る舞ってやりたかった。
(僅かな諦観と後悔を滲ませ、撫でる手を静かに受け入れる)
……クウハも…ごめんね…、
(ぎゅうっと強く抱き着いて)
…、うん……。
(目を伏せぎゅっと抱き締める)
アタシの、猫。
(疲弊させ、悲しませてしまうことへの罪悪感と決して手放したくない深い執着を抱えながらゆっくりクウハの背中を撫でて)

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