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シキアの樹
(復唱される二つ名に、こくんと小さく頷きを返して)
(其々の名を頭の中で繰り返し――けれど、呼び返す事は出来なかった)
(人の名を呼ぶ事に慣れない。だって、私は、)
あなたたちは、……しらないいきものが近くにいても、
(怖くはないだろうかと。恐る恐る問う声)
その、……みんな、私の顔を見ると、こわがるから。
みんなを、怖がらせたくなくて、……その、
(然れど、本当は問うまでもないのだ)
(此の子が。シキアが、教えてくれる。彼等は”だいじょうぶ”だと)
(俯きすぎて影の顔は鼻先すら見えない。怖がられたくないけれど、あなたたちのことは嫌ではないのだと)
(うまく説明する事が出来ず、もそもそと小さく縮こまり)
(其々の名を頭の中で繰り返し――けれど、呼び返す事は出来なかった)
(人の名を呼ぶ事に慣れない。だって、私は、)
あなたたちは、……しらないいきものが近くにいても、
(怖くはないだろうかと。恐る恐る問う声)
その、……みんな、私の顔を見ると、こわがるから。
みんなを、怖がらせたくなくて、……その、
(然れど、本当は問うまでもないのだ)
(此の子が。シキアが、教えてくれる。彼等は”だいじょうぶ”だと)
(俯きすぎて影の顔は鼻先すら見えない。怖がられたくないけれど、あなたたちのことは嫌ではないのだと)
(うまく説明する事が出来ず、もそもそと小さく縮こまり)
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青く澄みわたる空に、恵みの雲は見えず。
時折に吹き抜ける風だけが、僅かな涼を与えてくれる。
穏やかに揺れるシキアは、今日も憩い人を歓迎していた。