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シキアの樹
(木の葉のさざめき。土の鼓動。幹から伝わるやわらかな空気。嗚呼。聞こえる。”あなた”の声)
(幼い頃から”ヒト”の気持ちは悪意しか汲む事が出来なかった。けれど、かみさまはそんな影に、小さな贈り物をくれた)
(物言わぬ動植物。ヒトには見えぬ妖精、元素に宿りし精霊たちの”声”を聞く事が出来る耳)
(だから。ヒトの集まる街並みよりも、自然の中に身を置く事が何より心地良かった)
……シキア。そう。あなたのなまえ。
(大樹の声に耳を傾け乍ら、棒になった足を伸ばして緑に体を預けた、そんな時だった)
(幼い頃から”ヒト”の気持ちは悪意しか汲む事が出来なかった。けれど、かみさまはそんな影に、小さな贈り物をくれた)
(物言わぬ動植物。ヒトには見えぬ妖精、元素に宿りし精霊たちの”声”を聞く事が出来る耳)
(だから。ヒトの集まる街並みよりも、自然の中に身を置く事が何より心地良かった)
……シキア。そう。あなたのなまえ。
(大樹の声に耳を傾け乍ら、棒になった足を伸ばして緑に体を預けた、そんな時だった)
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青く澄みわたる空に、恵みの雲は見えず。
時折に吹き抜ける風だけが、僅かな涼を与えてくれる。
穏やかに揺れるシキアは、今日も憩い人を歓迎していた。