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シキアの樹
(話している間も製造されていく泥団子に、一つの疑問が浮かぶ。観賞用でこの量を生産するか?、と…そして、導かれた意図に生唾を飲み込む。その思いを振り払うように手にした泥団子を持ち上げ製造機と化した彼に問う)
確かにこうゆう日には月を見て団子を食うって風習がありやす。
けど、まさか…―――兄さん此れ食う用じゃないですよね?
(不安を拭いきれぬままでいると彼の背から藤色が現れた。
其処でやっと周りに人が集まっているのに気付くが、今はそれに突っ込む余裕がない。
笑顔を絶やさずにいるので精一杯であるからだ)
確かにこうゆう日には月を見て団子を食うって風習がありやす。
けど、まさか…―――兄さん此れ食う用じゃないですよね?
(不安を拭いきれぬままでいると彼の背から藤色が現れた。
其処でやっと周りに人が集まっているのに気付くが、今はそれに突っ込む余裕がない。
笑顔を絶やさずにいるので精一杯であるからだ)
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お空にはまぁるいお月様。
ちらほらと千切れた雲の間から差し込む光は明るく。
灯り要らずの今宵は、異界の行事に曰く「お月見日和」
シキアの下では、小さな合唱団がちろりろと鳴いていて。
涼やかな秋の夜を彩っていた。