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シキアの樹

落葉の夕暮れ、笑ふ影法師

或る秋の日。陽の落ち始めた黄昏の頃。
ゆるりと沈んでいく陽が、シキアの影を長く伸ばして。
風を受ける枝葉の影が、まるで笑うかのように揺れていた。

――かぁかぁ、親烏が鳴いている。そろそろお家に帰ろうね。
――かぁかぁ、かわいい我が子と連れ立って。枝葉を揺らし飛び立った。


一方で、親から逸れた土の雛。
日中と変わらず其処に在り、水晶の目玉を緩慢に動かして。
……帰る場所を、探していた。





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それとなく、のんびりと。

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動くなって言われて動かねぇで居られるって凄いな。
まあ、俺の世界の植物系精霊種としては強い方だったからなー、俺。長生きしてる分、力も蓄えてたし。
(動かないとか無理だ。どうにも、植物系精霊種にしては落ち着きがなくていけない。
 全体的に過去形となるものの、悲愴感は欠片もない。
 相手が自分の話で楽しんでくれるなら、昔語りは幾らでも。得てして、年寄りとはそういうものだ)

遥かな昔、國造りの大神が悪神を薙ぎ払って出来た土地に構えたと伝えられる、自然豊かで、自然界と人間が調和した綺麗な国だよ。
だから、「神が薙いだ國」と書く。
(ふふ、と滲むように笑う声。
 語る内容は、國造りの神話。
 自分も知らない、遠い神代の時代のお話)

「神薙國」の「布留辺野(フルベノ)」。
それが、俺が暮らして居た古都の名。
その周囲は、深い森と、美しい湖や川。そういう自然に溢れた場所でね、精霊種が多く生まれてた。俺はその中の、随分古参組。

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