さあ、《勇者の特権》にご参加のお客様。
　生き馬の目を抜くようなこのゲームではあるが、それだけでは疲労困憊してしまうというもの。
　存分に菓子でも楽しみながら、自由に過ごしてくれたまえ。

皆、お疲れさまでした。

1位で追われる立場というのは、プレッシャーがものすごかったね。
一つでもミスがあれば転がり落ちてしまうから。

勝因はシラスさんのゲームメイクだけど、初日に僕がノーマークだったっていうのも大きかったかな。本命と誰もが思っていたシラスさんがフリーな対戦を求めて耳目を引いてくれたから、僕は武器商人さんと調整して下剋上７点×３でスタートダッシュできた。
僕とシラスさんのライン、最初に気付かれていたらもっと警戒されていたかもね。