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造花の館

魔性の証明

●あらすじ
ボクにとって何者でもないお前は、愚かにも感情に流されここに至る。
気に入らないところは上げればキリがない。
ボクにとって価値もなにもないお前に知識を恵んでやると思い込むこと。
自分の手持ちの貨幣がその対価として必要十分だと思い込むこと。
礼儀も作法も示さずに一方的にまくしたてること。
ボクの好むこと好まざることを調べもしないこと。
お前そのものの存在がボクにとって貧乏くじに等しいこと。
お前自身が考えもしなかったこと全てに腹を立てる理由がある。

……一方で、お前のその行動に見る価値のあるところもある。
砂の一粒程度ではあるがな。
その砂金一粒に免じて、お前にはチャンスを1度だけやる。


●今回のカードの特徴
それは高価そうに見える。
それは色付き硝子のように薄く透通っているが、裏の模様を見透かせない。
それは『語り手』の敗北を検知すると曇ってしまう。
それは『聞き手』の敗北を検知すると淡く輝く。
それは誰かが勝利すると、全てのカードが勝者の手元で束になる。

●ルールへのリンク
https://rev1.reversion.jp/guild/818/thread/14878

●特別ルール:カード指定
自PCが引くカードを、乱数に頼らずPL自ら指定してよい。
これは各PLごとにゲーム中1回まで使用できる。

→詳細検索
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そんなある日のことだ。
村のある男…魔女に恋心なぞ抱いてしまったそいつは、魔女それそのものを求めて森の深くへ入った。
潜るほどに薄暗く、歩みも声も阻むような茂みを、かろうじて辿れるほどの獣道を追って。
数刻ほどかけて男はようやく小屋に辿り着く。

片手には葡萄酒。片手には花束を。唇にはまだ届いていない愛の言葉を載せて。
男は、扉を叩く。1度、2度、そして3度。
間をおいて扉が開き、魔女が現れる。
魔女は驚いたような顔ひとつせずに、男が何者で、何の用でここに来たかを問うた。

男は一瞬怯みこそしたが、自分の素性を明かして、魔女への愛を告白した。


そして魔女は…笑みをひとつ浮かべると、懐からひとつの指輪をとりだす。
金の輪に輝くダイヤを一粒載せた、田舎村では見ないような立派な指輪だ。

魔女は言う
「これは私にとって、人生に等しい価値と意味をもつ。
 あなたが同様に人生を捧げてくれるのであれば、この指輪をあなたに捧げます。」

男は言う、またとない好機、そしてその感動を胸に抱えて。
「もちろんです。
 あなたに俺の人生の全てを捧げます。あなたと共に生きます。」

魔女は男の手をとり、その右手薬指に指輪を通した。
喜びに震える男を抱きしめ、その額に口づけを落とす。

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