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造花の館

住い

鉄帝首都のメインストリートに面した家屋。
ところどころ幻想様式の改築跡が見えるので、探せばすぐそこだとわかる。

二人で済むには十分すぎるほどの広さ。
庭には丁寧に手入れをされた花が咲き、華やかな彩りで迎える。
手伝いのものが出入りする様子や、この家の住人である綺麗な少年少女が生活している様子が覗き見えるが……不思議なことに、親らしき人物が出入りするところを誰も見たことがないという。

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(勝てなかった。
 勝つべきであると、そう定めたのに勝てなかった。
 どんな言葉で飾ろうとそれだけが事実だった。
 それだけならどうにでもなったろうが、今回は勝つべきだった。勝つべきだったのだ。
 負けるなどあってはならなかった。)


(感傷と激情に流されているにすぎないとわかっていた。無駄なことだった。
 だからアルコールに頼らんと、思考を麻痺させんと、そのために伸ばすた手すらない。
 気分を切り替えるための水煙草も、香すら届かない位置にある。
 部屋の中にあって、寝台という孤島の上に縛り付けられた己を、慰めるものは何もなかった。
 己の不出来をなじる己以外の何物も存在せず、それは内側だけでなく外側にもあった。)

(部屋に置かれた姿見。罅割れ砕けた負け犬を映していた。
 なんて醜い。それが自分であることは疑いようがなかったが、認めるには数瞬の時間をかけた。認めたくなかった。けれど認めた。)

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