ギルドスレッド
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造花の館
だがさっきも言ったがの逸話の順序がおかしい。
まず最初に「恐れ」があり、次に「目標を達成」した。「そしてそこに偶然現れた魔種の誘惑を見事跳ねのけた」…つまり「苦しみ」「手段」「安心」の順番に話が進んでいたということだ。これでは聴衆の頭にしみこみにくい。こういうのは相手が余計なことを考える量を減らすほどいいはずなのに、妙な所で考える余地を作ってしまう。
しかもその肝心の教祖、特別「呼び声を恐れていた」「呼び声に対抗しなかった」という話は提示されなかった。奇跡はあったが実のところ目的が噛み合っちゃいない。
そしてよく考えなくとも、実のところこの3つは全て同じ事について論じている。
「呼び声によって曖昧な自己が脅かされることを恐れ」「それ故に自己を確立したいと望むようになり」「そのために自己を確固たるものにするための目的を達成する」……この読み方になるよな?
そもそも「呼び声に対抗する」ことが目的であるのに、そのために別の目的を設定しなきゃならねえのが馬鹿には難しい問題だ。いやたとえ相手が馬鹿でなかったとしよう、そんなやつはわざわざ「呼び声に対抗するために別の目標に全力を注ぐ」なん面倒な発想を持つか?
いよいよもってこの話のターゲット層が分からねえぞ。
これが宗教法人の作った逸話だったとしたら明らかな「駄作」と言わざるを得ないぞ。
まず最初に「恐れ」があり、次に「目標を達成」した。「そしてそこに偶然現れた魔種の誘惑を見事跳ねのけた」…つまり「苦しみ」「手段」「安心」の順番に話が進んでいたということだ。これでは聴衆の頭にしみこみにくい。こういうのは相手が余計なことを考える量を減らすほどいいはずなのに、妙な所で考える余地を作ってしまう。
しかもその肝心の教祖、特別「呼び声を恐れていた」「呼び声に対抗しなかった」という話は提示されなかった。奇跡はあったが実のところ目的が噛み合っちゃいない。
そしてよく考えなくとも、実のところこの3つは全て同じ事について論じている。
「呼び声によって曖昧な自己が脅かされることを恐れ」「それ故に自己を確立したいと望むようになり」「そのために自己を確固たるものにするための目的を達成する」……この読み方になるよな?
そもそも「呼び声に対抗する」ことが目的であるのに、そのために別の目的を設定しなきゃならねえのが馬鹿には難しい問題だ。いやたとえ相手が馬鹿でなかったとしよう、そんなやつはわざわざ「呼び声に対抗するために別の目標に全力を注ぐ」なん面倒な発想を持つか?
いよいよもってこの話のターゲット層が分からねえぞ。
これが宗教法人の作った逸話だったとしたら明らかな「駄作」と言わざるを得ないぞ。
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要約すると『暇だから遊びに来るね』みたいな感じの。」
この地域で一番の、そしてこの地域では唯一の執政官が、好奇心とデバガメ根性からくる愉快そうな面を浮かべている。腕の中にはポストから持ってきた仕事上の手紙の束。その中にはあのうさん臭い教祖からのの私用の手紙が紛れ込んでいたのだろう。
最近思うのだが、こいつに手紙の持ち込みを任せるのは間違いかもしれない。それか私用のポストを別に分けておくべきだろう。
「へ~~~~……エントランスでお迎えするんですね?執務室じゃなく?
あんまり仲良くない感じの人なんですか?
でも仲良くないひとならそもそもOKサイン出しませんよね。」
探りたがりのバカを睨みつけ、仕事に戻るように促す。肩をすくめながら気のない返事で書類仕事に戻っていく。
仲がいいわけではないというのは事実だ。だが使い道はある。
秘密を探られるリスクや、領民に交友の広さを示すポーズをとるならこの程度でいい。というかいまいち得体の知れないやつを屋敷の奥に招き入れるとか普通に抵抗あるだろうが察しろ。