ギルドスレッド
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造花の館
(そしてこの館の主である少年は、概ねこんな顔をしていた。)
(エントランスで客人を迎えるための長テーブルと、その両脇に鎮座した大きなソファが2つ。
少年は体面に深々と座り込んで「なにしにきたんだよ」という顔をしていた。)
なにしにきたんだよ。
(訂正。実際に口にも出して言った。)
(卓上では今しがた注いだばかりの紅茶が湯気を躍らせている。)
(エントランスで客人を迎えるための長テーブルと、その両脇に鎮座した大きなソファが2つ。
少年は体面に深々と座り込んで「なにしにきたんだよ」という顔をしていた。)
なにしにきたんだよ。
(訂正。実際に口にも出して言った。)
(卓上では今しがた注いだばかりの紅茶が湯気を躍らせている。)
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要約すると『暇だから遊びに来るね』みたいな感じの。」
この地域で一番の、そしてこの地域では唯一の執政官が、好奇心とデバガメ根性からくる愉快そうな面を浮かべている。腕の中にはポストから持ってきた仕事上の手紙の束。その中にはあのうさん臭い教祖からのの私用の手紙が紛れ込んでいたのだろう。
最近思うのだが、こいつに手紙の持ち込みを任せるのは間違いかもしれない。それか私用のポストを別に分けておくべきだろう。
「へ~~~~……エントランスでお迎えするんですね?執務室じゃなく?
あんまり仲良くない感じの人なんですか?
でも仲良くないひとならそもそもOKサイン出しませんよね。」
探りたがりのバカを睨みつけ、仕事に戻るように促す。肩をすくめながら気のない返事で書類仕事に戻っていく。
仲がいいわけではないというのは事実だ。だが使い道はある。
秘密を探られるリスクや、領民に交友の広さを示すポーズをとるならこの程度でいい。というかいまいち得体の知れないやつを屋敷の奥に招き入れるとか普通に抵抗あるだろうが察しろ。