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造花の館
(天秤はわずかに揺れて、止まった……。)
………まあ、こうなるな。
考えてみれば当たり前だ。陶器の欠片如きがブリキの塊と吊りあうはずがない。
実のところお前のその硝子玉を乗せたところで、吊り合いを取るにはあともう少し足りないんだ。
………まあ、こうなるな。
考えてみれば当たり前だ。陶器の欠片如きがブリキの塊と吊りあうはずがない。
実のところお前のその硝子玉を乗せたところで、吊り合いを取るにはあともう少し足りないんだ。
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畳と土壁に囲まれた部屋には、幻想風の調度品が並べられ、見る者が見れば時代錯誤な調和を思わせるだろう。
セレマは訳知りの個人的客人はこちらに通すらしい。
いつ来ても部屋いっぱいに焚かれた香(のような独特の香り)があなたを出迎えてくれるだろう。
然るべき客人であるならば。
●やってはいけないこと
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない
・執務机の載せた天秤はアンティークではないので触れてはいけない
●過去(練達)
https://rev1.reversion.jp/guild/1238/thread/18142/6?