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造花の館

執務室(鬼楽)

豊穣風の屋敷との奥にある、半ば私室と化した執務室。
畳と土壁に囲まれた部屋には、幻想風の調度品が並べられ、見る者が見れば時代錯誤な調和を思わせるだろう。

セレマは訳知りの個人的客人はこちらに通すらしい。
いつ来ても部屋いっぱいに焚かれた香(のような独特の香り)があなたを出迎えてくれるだろう。
然るべき客人であるならば。


●やってはいけないこと
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない
・執務机の載せた天秤はアンティークではないので触れてはいけない


●過去(練達)
https://rev1.reversion.jp/guild/1238/thread/18142/6?

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(その言葉を聞いて真先に考えたのは、これの亡骸がどう役に立つかということだった。
 こういったものを金で買いたがる好事家も少なくないし、特異運命座標ともなればなおさらである。そうであるならば外傷のない手段を選ぶべきだと考えた。鬱血を起こして価値を落としかねない毒殺を選ばなくてよかったのだと本当にそう考えた。
 それに美しく若い女の亡骸を欲しがる魔性にもいくつか心当たりがあった。彼らは嗜好と食性の観点から、あるいは自らが纏う衣服として丁寧に消費できる状態のいい死骸を高く評価する。よいものと取り換えることができるだろうと考えた。
 そう考えてみれば今度は将来の自分にとって何が必要か、何を求めるべきかという欲望が思考を占める。名声…はこの状況では望み薄だろうか、いやこいつの言い分を考えるなら自分にとって都合のいいように死んでくれる。富と、ちょっとした名声と、あるいは必要とする権能……最後までこいつに勝てなかったのは業腹ではあるが万能の貨幣が手に入ったのはよいことだと考えた。今まで投資した分を考えても十分なおつりになって帰ってくるだろうと、そう考えた。
 当初の目的であるこいつを組み敷き、自らの目的の為に動かすという前提とは少し外れてしまったのとそう考えた。だがそれは代替物を見つければどうにでもなる些細な問題であり、気にするべきものではないとそう考えた。続いて計画的欲望は自らの知る特異運命座標連中から代わりとなる次の価値を)



やめろ。
(いとも簡単にぎらつきを取り戻す視界にも、過剰なまでに物事を貨幣扱いできてしまう自分の神経にも、この状況に対しても吐き気がする。それは実際の吐き気になりかけて、込み上げる悍ましい不愉快さとともに喉元までせりあがってきた。)

(続く言葉を語ろうとした口元を抑える。吐きそうだ。
 けれど考えてしまうことは、捉えてしまうことはやめることができない。考えの波に攫われないように、自尊心と臆病さに縋りついて波をやり過ごす。完璧主義の思想で。)

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