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造花の館

閉架式書庫

セレマの図書室は造花の館のなかでも大きな割合を占めている。
入ってすぐ目につくのは、一面に並んだ自動スタックランナーの列だ。
練達の技術によって自動化された図書室は、常に書物にとって最適な温度と湿度を保ち続けており、微かに香るミントの香りで満たされている。

セレマ自身が使うためのテーブルもソファもあるので、ここで快適に本を読むこともできるだろう。


●主要な蔵書
・混沌各地で集めた物語
・異世界の戯曲や脚本多数
・歴史書ならびに民俗学書
・魔術関連の一般的学術書
・詩集、画集、楽譜などの芸能に関する本

●やってはいけないこと
・天秤を載せた丸テーブル席に座ってはならない
・意識がハッキリしないならここにいてはならない
・奥にある開かずの扉の先にあるものを気にしてはならない
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない

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さて、舞踏会に着いたアドリーヌは、たちまちみんなの注目の的となりました。
誰もアドリーヌを笑いませんし、誰もアドリーヌだと気づきませんでした。
王子様もアドリーヌに気づいてアドリーヌを踊りに誘いました。
「ぼくと、踊っていただけませんか?」
「もちろんです。王子様」
アドリーヌは王子様と夢のような時間を過ごしているうちに、時の経つのも忘れてしまい、魔法使いとの約束も忘れてしまいました。
今まで家の中に引きこもりがちだったアドリーヌにとっては、それほど満ち足りたひとときだったのです。
アドリーヌが魔法使いとの約束を思い出したのは、12時をとうに過ぎて、舞踏会が終わったころでした。
まだアドリーヌがどこの誰だか聞いていなかった王子様は引き留めようとしましたが、アドリーヌはあっという間に消えてしまいました。
階段にはアドリーヌが落としてしまった銀のティアラだけが残っていました。

(挿絵:たくさんの人に囲まれ、幸せなひと時を過ごすアドリーヌ。
    王子を振り払い、走って家へと帰ろうとするアドリーヌ。)

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