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造花の館

閉架式書庫

セレマの図書室は造花の館のなかでも大きな割合を占めている。
入ってすぐ目につくのは、一面に並んだ自動スタックランナーの列だ。
練達の技術によって自動化された図書室は、常に書物にとって最適な温度と湿度を保ち続けており、微かに香るミントの香りで満たされている。

セレマ自身が使うためのテーブルもソファもあるので、ここで快適に本を読むこともできるだろう。


●主要な蔵書
・混沌各地で集めた物語
・異世界の戯曲や脚本多数
・歴史書ならびに民俗学書
・魔術関連の一般的学術書
・詩集、画集、楽譜などの芸能に関する本

●やってはいけないこと
・天秤を載せた丸テーブル席に座ってはならない
・意識がハッキリしないならここにいてはならない
・奥にある開かずの扉の先にあるものを気にしてはならない
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない

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「それからアドリーヌ、畑で一番大きなキャベツをとっておいで」
嬉しくなったアドリーヌは、魔法使いを待たせないようにと、台所から一番大きなキャベツをもってきました。
魔法使いがそのキャベツを叩くと、キャベツはどんどん大きくなって、なんと銀色の馬車になったではありませんか。
「まあ、立派な馬車。すてき」
「まだまだ、これからよ。馬車を引くには、馬が必要よ。そこに、ネズミを6匹捕まえておいで」
早く舞踏会に行きたいアドリーヌは、猫が捕まえたネズミを取り上げてきました。
魔法使いは杖でネズミの1匹にさわると、ネズミはみるみるうちに、立派な葦毛馬になりました。
続けてネズミに触れると、立派な運転手やお供の人に早変わりしました。

(挿絵:喜ぶアドリーヌは台所からキャベツを、猫から鼠を取り上げる。
    魔女はつぎつぎと魔法を使って、馬車や馬へと変身させていく。)


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「ほらね。馬車に、馬に、運転手に、お供。さあアドリーヌ、これで舞踏会に行く仕度が出来たわよ。それからこの銀のティアラを」
そういって魔法使いは、アドリーヌに素敵な銀のティアラをわたしました。
小さくて整った鼻、かぼちゃから作った豪華な馬車、きらめくガラスの靴、アドリーヌはとても喜びました。
最後に魔法使いはアドリーヌに1つだけ注意を与えました。
「この魔法はあなたをずっと幸せにはできないから、必ず12時までには戻ってきなさい」
「わかりました。かならず12時に戻ってきます」アドリーヌはそう約束して、大喜びで舞踏会へ出かけました。

(挿絵:豪華な銀のティアラをアドりーヌの頭へとかぶせる魔女。)

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