2階の客室、廊下の最奥の角部屋が、この建物の今の主、アルムの寝床になっている。

その部屋の机にそっと置かれた、アルムの日記帳。
この世界での出来事を書き留めるため、
この世界に居たことを忘れないための、小さなノートだ。

「＜Genius Game Next＞星の獣」仮プレイング
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ゲーム内イベント……ってピンとこなかったけど。
盗賊団の襲来だって？……流石にねえ！ゲーム内とはいえ……無力で無害な人々を一方的に襲うなんて、許せないよ！
というわけで急いで助けに来たよぉ！覚悟しろ盗賊団め！

見晴らしのいい村と言っても、夜だからね。まずはアクファンの【トーチ】で灯りを確保して。
村人たちを一箇所に集めて守るって作戦だけど、襲撃までほとんど時間がなさそう……
俺はこっちの姿だと小柄だし元々非力だから、運んだりするのは力自慢に任せて。
梨尾君が敵を引きつけてくれるみたいだから、梨尾君に向かっていった奴を狙って攻撃していく！
遠距離から、スキル2でまとめて数人を巻き込んで、【炎獄】付与も狙いつつ削っていこう。
「悪い狼どもめ、これでも食らえーっ！」

何人かはこっちに向かってくるかもしれないけど、襲われたらきっと俺の体力じゃ保たないから
なるべく目立たないように、遠方から、敵に近づかないように行動しないと……

周囲……特に！穀物畑は！燃やさないように気をつけつつ、
盗賊たちには手加減せずに攻撃していく！
魔力なら十分！この姿はなぜかやる気満々で戦えるんだよね。

リーダー格は見て分かるかな？暗いからあんまり見分けがつかなそうだけど……
もし分かるようなら、みんなと合わせて集中攻撃しよう！

クロン君とビアンカ君、それに村の人たちには、指一本も触れさせないよ！
（アドリブ歓迎です）
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