2階の客室、廊下の最奥の角部屋が、この建物の今の主、アルムの寝床になっている。

その部屋の机にそっと置かれた、アルムの日記帳。
この世界での出来事を書き留めるため、
この世界に居たことを忘れないための、小さなノートだ。

「野鼠の境界」仮プレイング
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うわぁ！でっかいネズミ！！
俺の領地にも普通のやつはいる……と思うけど、ちょっと……でかすぎ……
っていうか、放っといたら深緑中の森という森が食べられちゃうって！困る困る！

というわけで皆と一緒に退治しにきたよ！
膨大な体力と……【反】ってことで、範囲攻撃でまとめて攻撃するよりは、1体ずつ、各個撃破が良いだろうね。
俺は【範】か【域】の攻撃スキルしかないから……
基本はタント君とタイミングを合わせて皆の攻撃の手を止めないよう【クェーサーアナライズ】と
【反】のダメージや、ネズミが動き出して反撃してくるような場合は倒れる人が出ないように【天使の歌】で回復をメインに動くよ。
回復手はタント君にクラリーチェ君と頼もしい先輩もいるけど、あの巨体から繰り出される反撃がどれほどかは未知数だし……気を引き締めていこう。

ネズミたちが互いに離れて、他の個体が攻撃範囲外になるようなチャンスがあれば、
俺も【神気閃光】で攻撃できるかな？でも食べすぎてあんまり動けないんじゃ……
離れ離れになるように……食べ物で釣る？
あんなでっかくて木をカジカジしてるようなネズミが喜びそうな食べ物なんてパッと思いつかないけど……ネズミだしチーズ？そんなでっかいチーズなんて用意出来ないよねぇ。
ネズミたちが食べそうな木に、毒とか塗ったら……とも思ったけど、深緑の木々や土に影響は与えたくない……うーん。

ええい、とにかく早く退治しよう！
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