2階の客室、廊下の最奥の角部屋が、この建物の今の主、アルムの寝床になっている。

その部屋の机にそっと置かれた、アルムの日記帳。
この世界での出来事を書き留めるため、
この世界に居たことを忘れないための、小さなノートだ。

「森に、子供達の憎悪は潜んで」仮プレイング
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深緑……なんだか親近感を抱く土地。
きっと俺が前にいた世界に似てるのかもと思って、住まわせてもらって、愛着も沸いてきた。
そんな地に、密猟者なんて、許せない。
しかも、護衛にアドラステイアの『オンネリネン』。
……噂でしか聞いてないけど、年端もない子供たちを傭兵にしてるとか。
オンネリネンの中には、自らの意志でイレギュラーズに刃を向け、命を散らした子もいるって聞いた。
裏に、子供たちを支配して、良いように消費している輩がいるんだろう。
俺はそんなの、悲しいし……許せないよ。
できれば、子供たちは、無傷……とはいかないまでも。
命を散らさずに済む方法を目指して行きたいな。

護衛対象をさっさと捕らえちゃえば、傭兵部隊だって戦う理由は減るはずだ。
そのためには前衛を張ってる傭兵……ミェス君を優先して、前線が崩れるところを見計らって突撃と。
皆が作戦通り行動できるよう、俺は戦線からはなるべく距離を保ちながら、
【天使の歌】と【クェーサーアナライズ】で回復と戦線維持に努めるよ。
壁役を担ってくれるアレクシア君、ゼファー君には特に気を配っていこう。
回復に余裕がありそうだったら【神気閃光】を。
マルク君とタイミング合わせられそうだったら良いね。

密猟者を捕らえた後、子供たちに戦う意志がなければ回復させてあげたい。
保護してほしいなら俺の領地に匿ってもいい。
一度関わったからには、子供たちが辛い思いをしない道を探りたいな。
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