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草カフェバー『ダンデリオン』

【一幕】うらぶれた倉庫

草カフェからは少し離れた、今は使われていない倉庫。
天井近くの小さな明かり取りの窓から差し込むほそい月の光にこまかな埃が踊って見える。

普段は施錠されている。
が、がちゃりと音を立てて鍵は外れ。

軋む音が、して。

扉は開かれた。

※RPスレッドです。

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(よく見れば前髪が瞼に少しかかっている事に気づく。退けてあげた方がよいだろうか……そんな事を考えて指を伸ばそうとした瞬間、
唐突に顔を上げたものだから、ビクッと驚いて固まった)

お、おはよう。

(つられて返事をかえし、時間帯に気づくのはその少し後だった。全くのボケ殺しである)

トドメも何も、生かしておいてくれたんだろう?
……あ。

(視線の先をたどって、ようやく"死体"を目にした。完全に沈黙した平蜘蛛に目を細める。
教団に入る前からの相棒だ。思い入れが無いと言えば嘘になる。しかし、それ以上に気になった方へ視線を戻した)

気にするな。アレのエンジニアは凄腕だ。俺の怪我もそこまで大した事はない。
少し貧血気味なのと……硬い床で随分長く寝ていたようだな。死後硬直したみたいにあちこち軋む。
それより、アーマデルの方こそ大丈夫なのか? 俺の方は手厚く手当してくれているのに、キミはボロボロのままじゃないか。

謝罪するべきは俺の方だ。教義とキミと、どちらを選ぶ事も出来ず……エゴにまみれた選択をキミに強いてしまった。
殺されればそれでいい。少年の命を救えるし、キミと離れたまま生きていく気力もない。
キミを倒す事が出来たなら、教義を全うすればいい。言い訳は後で考えよう――なんて。
迷惑にならないように心がけると言っておきながら、深く傷つけてしまった。
きっと平蜘蛛も、中途半端な俺の心に反応したんだろう。あれは俺の心象で姿を変える武器だと聞いている。
…………すまない。

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