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草カフェバー『ダンデリオン』

【一幕】toccata

草カフェバー『ダンデリオン』店内。

日が沈むとそこはカフェからバーへと姿を変える。
特に内装が変わる訳ではないが、光源をランプに変えただけで雰囲気はがらりと変わるだろう。

ひとつだけ、昼間はなかったものはといえば、フロアに引き出された一台のアップライトピアノだろう。
アンバーバーチのそのピアノ、蓋を開ければご機嫌にさまざまな曲を奏でて止まらない。
そう、無人であるにも関わらず。

夜のメニューはカクテルを中心に。
自家製ハーブを使ったおつまみなどもお勧め。
店員にお任せすると、林檎を使った度数低めのカクテルや、お菓子が出てくるかもしれない。

※とある日の一場面、RPスレッドです。

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(姉ヶ崎氏を見送り)
…賑やかな御仁だったな。
だいぶ親しそうだったが、あちらを誘わなくて良かったのか?

ヒトより神霊の類に近そうな生まれなのだな、精霊種というのは。
俺も過ごした時間という意味での年齢は、はっきりとはしていないが…だいたい倍くらいの年齢差があるんだな、そこまで離れているとは思わなかった。
…若く見えるという意味だぞ?

柔軟に…だといいな。
(3つも4つも年下の『兄弟』達に全く敵わず、汚れ仕事込での『搦手』に回されたのだとは言えず、ごまかすように飲み物に手を付ける)

お…おお?
(熱弁する弾正に目を丸くし)
…戦国武将?とか忍者が好きなのはよくわかったぞ。
いや、責任持って貰うようなことじゃないだろう、これ。

…ああ、すまない、辛いことを思い出させてしまっただろうか。
俺に出来ることは、いつか訪れる死を迎えるまでどう生きるか、それくらいだが…何かのきっかけになったのなら幸いだ。

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