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ギルドスレッド

Ecclesia Ruinae

【個別】1. Februarius A.M.5998

教会の扉には、「5日程度面会謝絶」と書かれた看板が掛けられている。

※ルチア・アフラニアと水月・鏡禍(p3p008354)のみ書込可。

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こう見えても私、体力には自信があるのよ。それがあんなりあっさり……。竜種は別格だって知識はあったけれど、現実は想像の遥か上にあったわ。
(ちょっと迷ってから驚かせないようにゆっくりと相手の手を探して握ろうとしながら)
そうですね。あなたも出かけてときいて心配していました。だから顔が見たかったんですよ。
(驚いたように手が震えたが、握り返してきた)
……そ。ありがと。
次、似たようなことがあったら今度は僕も行ってお護りしますよ。
もう怖い思いはさせません。
(握り返された手に少しだけ顔を赤らめながら微笑んで)
だ、大丈夫よ。私だって護られるほど弱くはないし……。(慌てたように、やや早口であった)
確かに僕はルチアさんほど強くはないですけど、それでも男ですから。
男らしくかっこいい事させてくださいよ。
男とか女とか、そういうのは関係ない……んじゃないかしら、ね?
そういわれても……ただ僕がルチアさんを護りたいんです。それじゃあダメ、ですか?
……何よ。そういう風に言われたら、断れないじゃない。
よかった。すごく嬉しいです。
命に代えてもお護りします。二度と怖い思いはさせませんよ。
(心からの嬉しそうな笑顔)
そうじゃない、そうじゃないわよ。命あっての物種でしょ。
僕はもう十分生きていますよ。元の世界に帰ったら、長く持たずに消える身です。
だから命なんて惜しくはないですし、そもそもs……いえ、ルチアさんが怖い思いをしないで済むのが一番なんです。
それが僕にとっての幸せだと、気づいたので。
(頭の上まですっぽりと布団を被ってから言った)
……そんなこと言われたら、勘違いしちゃうかもしれないじゃない……。
(消え入りそうな声だった)
えっ……。
(思いがけない言葉に何度目かわからないほど頬が熱くなるのを感じた。恐らく耳まで赤くなっている。でも、それは駄目だと理性が叫ぶから)
それはない、と思いますよ。僕はただの男除け、でしょう?
残念ながら非力なヘタレですので。
(おおよそ彼女にとっての自分の評価を掘り返す。自分は勘違いされるに値しない存在だと、思い出してもらうために)
そりゃあそうですよ。だって、そういう評価だから時々誘ってくださったんでしょう?
自分の役割ぐらいわかっていますよ。
それは、そうだったけれど……。
最近は、貴方が居ると楽しかったから呼んでいたのよ。
(繋いでいない方の手をバレないように強く握る。心が揺れたと今は悟らせてはならない。それは彼女のためにならないと理性が言うから)
……それは光栄ですね。僕も楽しかったですよ。
だから……あれよ。ただの男除けなんて言わないで、もう少し自信持ってよ。友達……でしょ。(友達よりも、もっと適切な言葉があるような気もしたが、それは思い浮かぶことはなかった)
そういえばそういってもらえていましたね。
次からは男除けと言わず友達、ということにします。
(ただの友達ですものね。と再度繰り返して)
あら、それは語弊があるわね。(布団から顔だけ出して)
貴方がただの友達なら、こんなことはしてないわよ。(手を強く握った)
〜〜〜〜っ!!!!
(握る手の感触に不意打ちすぎて心臓が跳ねた)
ダメ、です。ただの友達でないと。
ただの友達でなければダメなんです。
あなたを、不幸にしてしまう。
(声が僅かに震えているのがわかるだろうか)
(眩しくて顔が直視できない)
今不幸でなくても、僕といたらいずれ……。
人と妖怪は一緒にいられないんです。いつもみんな不幸になる。
僕は見て来たから知ってるんです。
だから、ただの友達に収まっているのが一番なんです。

ルチアさんには、素敵な男性と、幸せに……生きていて欲しい。
(最後の方は何かを堪えるような震えた小さな声)
あら、誰がそう決めたの? 不幸かどうかは他の誰でもなく私が決める事よ。私は私の選択に後悔はもたないわ。
で、何? 私が誰と生きるって? よく聞こえなかったけれど、それも私が決める事だわ。
だって……だって……。
(なかなか言葉にならない。自分で決めるときっぱり言い切る彼女に揺れてしまう)
ダメなんです。
幸せになれた人達を僕は誰も知らない。長く見ていて誰もいないと言うことはもうみんな不幸になってしまうんです。
僕のせいであなたを不幸にしてしまったら、僕は……(きっと、耐えられない)
ダメとは何よ。確かに貴方は人よりも長く生きてきたのかもしれないわ。でもね。(言葉を切って、顔を見据えた)
それは…………
(言葉が出ない。何も言えないまま俯いた)
ま、だからって私も偉そうな事言える立場じゃないのだけれど。少なくとも、貴方の方が多くの経験をしているのも事実よ。
だからほら、私が言いたいのはね。「そういうものだ」って決めつけるには、世界は広いんじゃないかってことだけよ。別に、責めてる訳じゃないからね?
……はい、すみません。
僕自身がどうあれ、ルチアさんのことまで断言することはなかったですね。
だから、謝ることじゃないでしょうが。ほら、これで元気だしなさいな。(握られたに掌に、もう片方の手も添えた)
す、すみませ……っ!?
(手に伝わるもう一つの感触に驚いて、顔を上げて、硬直した)
だ、大丈夫です、こんなことしていただかなくても。
むしろルチアさんのが体調よくないのに……。
あら、私は大丈夫って最初から言っているわよ?
大丈夫じゃなかったですよね!?
(でも良く知ってる彼女に戻ってきた気がするし、調子は戻って来ているのだろうなと思う)
覚えてないわね、そんなこと。(けろっと言った)
あれですね、気持ちはだいぶ本調子になってますね?
(この掌の上で弄ばれている感である)

……あんなに弱ってかわいらしかったのに。(ぼそっと)
気持ちはね、だいぶ前向きになってきたわよ。これも貴方のお陰ね。ありがとう。
……その一言はずるいと思うわ。(布団をひっかぶった)
あっ、すみません。つい……。
(思わず出ていた言葉は聞かれていたらしい。顔が隠れてしまうのが勿体無いなとか思ってます)
なら、よかったのですが。
……でも、そろそろ本当に休んでくださいね。
はい、おやすみなさい。
どうかいい夢を。
(手を繋いだまま、彼女が寝つくまでいるつもり)
……今日のことは、忘れてくれるとうれしいわ。私も柄にもない事言ったしね。それじゃ、次は元気になったら会いましょ。誘いたい所もあるの。それから……
(静かな息は、やがて寝息に変わったようだ
そうですね。今日僕はここへは来なかった。
だから、何もなかったんですよ。
(頷いて返しながら、寝入ったのを確認して立ち上がる)

だからこれも、無かったことになるんですね。
ルチアさん、あなたが、好きです。

(そっと囁いて。静かに部屋を後にした)

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