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アンチャーテッド

狼少女と竜鎧の騎士

ワタシと……ウォリアさんのある日の会話……。

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そういう事だな。
勿論オレ達もその情報は積極的に開示し、そしてそれを「運命」として納得済み、当然の事として生きるのがあの世界の人間のはず、だった。

だが、ヤツの宣言で人々も、神々も沸いた。
誰も彼も、結局は甘い汁が吸いたいのだ。運命という言葉を感じずに生きられるならば、己の生きたいままに、己の想う平和の中に暮らせるならば、それはどこまでも…飲んでいる最中から、死に絶えるまで…甘い甘い、毒だ。
ゆえに、世界に暮らす者達は世界の部品へ抗った。

ヤツは確かにニンゲンの中では特に優れたものではあったが…「それはある種」、オレ達のように理の外にいる存在に足を踏み入れかけているからこそだったのかもしれん。
____だが、あくまで一人の人間でしかなかった。人間や神の世界では窮屈で、だがオレ達とは異なる存在であるがゆえに相容れない。

ああ___勿論行ったとも。
オレの語った「好むべき戦い」は、存在しなかったがな。
明日に希望を求める、というのは成程生命としては正しい事だ。
………かつて戦った彼らの系譜に受け継がれ、数多あった筈の感情は、一つになっていた。

___機械や昆虫の様な単純さ、まるで意思を持つ事無く「平和」に慢心する機構となっていたのだ。

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