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アンチャーテッド

狼少女と竜鎧の騎士

ワタシと……ウォリアさんのある日の会話……。

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(彼女の問いに、饒舌さは増す)
まさにそれだ。
そうある為の存在として、オレは「戦乱」の中で人々を滅ぼす「裁き」を行って来た。
オレはその「戦い」を好んでいた。嗜好品に求めるものをこれに求めていたように…いや、もっと深いものを求めていたのだろう。存在する意味だったと言ってもいい。
死を賭して運命を覆さんとオレと戦い、運命に導かれ死に行く神や人間の勇士達。
同じ戮神と勝負をしている時ですら感じ得ない、熱き息吹と輝く命の脈動…炎の揺らめき。
それらに魅せられ、それが喜びであり、嗜好品などには目もくれなかった。

それぞれが譲れない理由を以て現れ、彼らに宿る使命、意地、悲運、翻弄、欲望、覚悟、恐怖…様々なものが、流れに乗って、そして散ってゆく。
___変わらぬ運命を破らんとして、運命の潮流に呑み込まれてゆく。

___オレへ向けられる感情も、様々なものだった。
悔恨。絶望。怨嗟。悪意。悲嘆。憤怒。安寧。勇気。
恐怖に怯え、刃を放り捨てて蹲って命を乞う者。
諦め切って、粛々と介錯される事を望む者。
因果を自嘲しながらも、精一杯に抗う事を望む者。
絶対に勝てると言う根拠の無い自信を一撃で叩き折られて、絶望に沈む者。
あまつさえ殺しに来たオレと、古くからの友の如くに歓談と剣戟を楽しむ者。

__様々な者がいた。………今は、もう誰もいないがな。
___そうだろうな、ズレているのだろう。
あの世界…そして、数々の異なる世界を旅した…その全ては、召喚された「混沌(ここ)」では否定される。忌々しくも愛しい混沌の鎖だ。
此処では何もかもが赦されるが、あの世界の何もが許されない…ましてや、「命ある者」と轡を並べて「可能性」を求め、運命を覆さねば「我らの世界」も滅びる…
なんとも言えず、そうだな…あの頃感じていたものは、この「混沌」で全て奪われた…。
それが、嗜好品に繋がるわけだが…

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