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くちた床几と緑のよどみ

再現性東京2010:拝啓、まだ見ぬお姉様へ

「こほん……ひとのこころを手に入れるのに、なにも生涯を掛ける必要などありませんの。
 一時、一夜、一逢瀬……たった一度の『あやまち』でも、こころを連れ出すのには十分。
 さ、あなたのこころをすこし、私(わたくし)に差し出しなさいな?」
 よーしお嬢様(の皮を被った妖艶系未亡人)口調への強制特訓が間に合ったございますわ。
 でも慌てたときやら戦闘中やら、演技をしている余裕のないときは、雑なお嬢様口調になってしまうでございますわ。具体的には「ござる」が「ございますわ」になるだけという。
 以下口調サンプルを兼ねてプレイングを書いていくでございますわ。

 私の役は、聖母となるべき女体もとい少女に、資格と適正のあることを告げる「告知天使」。
 少女から母へ、純潔の奇跡をもって羽化を遂げる、その恍惚と不安とに寄り添う天の使い――。
 ――決してその気持ちにつけこんでイタズラしたりは致しませんので、ご安心なさいな。

 しかし百合は尊いでございますわな!
 よーく見るでございますわよヨルさま、あの姉妹たちの睦み合いを!
 視線はけして画面手前に向かうことはなく常に互いの! 瞳を! 見つめ合って!
 ひしと繋いだ手はしかしそれ以上近づくことはなく! 腕の長さがそのまま二人の距離となるような!
 ――お気持ち、わかるでございますわ!
 とかなんとか煽ってヨルの姉妹百合豚指数を上げていければでございますわ。なお私はカンスト。

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