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ギルドスレッド

Memoria

【1:1RP】静穏の森

とある森にある、空の良く見える湖の畔。
森自体に人が通る事はあまり無く、湖周辺でも水と動物達の穏やかな音が聞こえるのみ。
加えて、不思議なことに魔物やモンスターの類は現れないことから、『静穏の森』と呼ぶ者もいた程。


***

日中、夜間問わず、『あおいろ』の少女はこの場所をよく訪れていた。
星が瞬く夜さりに。そして、今日のような暖かな白日にも。

-----*-----

※メルナ(p3p002292)との1:1スレッド。
時間帯は日中、明るい時間。
他の方の書き込みはご遠慮下さい。

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……。此処は、いつも静かだな……。
(木の幹に身体を預け、無表情を湖へと向けている。
ぼうっとしながらも、時折伏し目がちに視線を落とす姿は。或いは疲労しているようにも見えるかもしれない)
(さく、さく、かさり。森に足を進ませている中、時折踏んだ枯れ葉の音が微かに鳴る。
今日も羽休め出来そうな場所を探し、此処を見つけて。ゆっくりと時間を過ごしてから家に帰る心算だった)

(そうして湖のある所まで着いて──ふと、一人の少女がいる事に気づく。以前請け負った依頼で共にした、確か名前は、)
……、……メルナ?
……!
(聞こえる足音、声。驚いた顔で振り返れば、くすんだ灰髪の青年が目に映る。
見覚えがある人──と認識する前に。スイッチのようにかちりと、内の意識を切り替えて。
首を傾げながら微笑みかける)

あ、えっと……チックさん、だっけ?
……ビックリしちゃった。此処って人、あんまり通らないから。
……?
(此方が声を掛ける前と、今自分に笑みを向ける彼女。ほんの僅かに"違和感"を感じた様な気がして疑問を覚えるも、一先ず気にしないで話してみよう、と口を開き)

ん、チックで……あってる。
……あ、びっくり……させちゃったの、ごめんね。おれ、よくゆっくりする時……森で休む、する事多くて。今日も、たまたま此処に来る……しただけ。
……メルナは、よくこの森に来るの?
あっ、ううん!全然大丈夫だから気にしないで!
(頭を振り、慌てたような様子を見せながら応じて)
んー……そうだね、時々ってくらいかな。最近は少し多めかもだけど……。
さっきも言ったけど、この辺りってあまり人も通らなくて。魔物みたいな危険もない穏やかな場所だから、静かに過ごしたい時は丁度良いんだ。

(語りながら。チックから視線を外し、澄んだ湖を、木漏れ日の差す木々を見渡して。
そうしてチックへと向き直れば、「だから、ゆっくりするにはうってつけだよ!」と付け足し。にこりと笑顔を向けた)
そっか。それなら……良かった。
(ほっとした様に小さく息を吐くと、辺りに広がる光景にゆっくり視線を向ける。
木々や葉が穏やかにささめく音に加え、時折鳥達の囀りが混ざる空間。彼女が穏やかな場所と言うのにも頷けた)

……ん。メルナの言う通り、この場所……とっても落ち着けそうなところ、だね。
えと、もし良ければ……おれも休む、していってもいい……かな? 迷惑じゃなければ、だけど。
──それは、
(僅かな。ともすれば気のせいだと流してしまいそうな一寸の間が、言葉の間に入り込む。
躊躇であったそれもすぐに、小さな苦笑と口元に当てた指先に隠されて)
──勿論良い……というか、私だけの居場所じゃないしね?ダメなんて言えないよー。
そうじゃなくっても、誰かとお話しながらゆっくりするのも気分転換になりそうだから大歓迎だけどっ

(此処に居る時はいつも一人だしね、と。にっこり笑顔へ表情を変えて)
(再び。彼女の言葉から違和感を感じて、不思議そうな表情を浮かべる。
気づくのが難しい程微かな"それ"から、悪意の様なものは感じない。故に、)

ん、ありがと。メルナの気分転換に……なるなら、おれも嬉しい、思う。
もし……やっぱり一人でゆっくり過ごす、したくなったら。いつでも言う、してね。
(問い質す様な事を、しなかった)
(彼女が身体を預けている木から、少し離れた場所にそっと座り込もうと)

……メルナと会う、するのは。確か、前……練達、再現性東京……だっけ。その依頼で一緒、した時……だったよね。
あれからも、依頼……頑張る、してる感じ?
(返ってきた──少なくとも言葉には、怪訝なものはなく。)
……あはは、うんっ
その時は言うね、ありがと!
(まだ上手くやれている事に内心安堵して。
静かに座るチックを目で追いながら、笑顔を浮かべ続ける)

再現性東京……、……あぁ、確かそうだったね。
(気まずそうに頬を掻いて、苦笑を浮かべる。想起した依頼は、成功こそすれ、あまり気持ちの良い依頼ではなかった。)
依頼は……最近は少しお休み気味かなぁ。チックさんの方はどう?
(メルナが苦笑を浮かべた様子を見て、同じ様に何処か曖昧な笑みを灯して頷く。
あの依頼を通して自分は──己に深く滲んでいたエゴを識ったのだから)

ん、なるほど。お休み……して、ゆっくりする時間、作るのも。大切だもの、ね。
おれは、……んと。
(ううん、と考え込みながら指折り数え始める。これと、それから……などごく小さな独り言を交えて数え終えれば)

凄く活発……っていうほどじゃ、ないと思う……けど。色んな依頼、行く……してた、かな。豊穣とか……鉄帝の。
依頼以外……だと、時々お祭りに行く……した時もあった、かも。
わ、それでも色んな所へ行ってそうだ。
豊穣に鉄帝か……どっちも大変だって話は聞くなぁ。鉄帝は冠位魔種がどうとか、勢力がどうとかって話だし……
豊穣は、えぇと。イレギュラーズが何人かいなくなったとか、だっけ……?あんまり把握出来てないけど……
(休んでいる間、聞いていた話を思い出す。
国の距離の所為か、或いはその規模ゆえか。耳に入ってくるのは鉄帝の話題が多く、記憶に埋もれがちだった豊穣の話題を掘り起こしながら口にして)

……でも、そんな中でもお祭りがあったりするのは何よりだね!
平和……とは流石に言えなくても、楽しめる場所があるっていう事だしっ
(にこにこと笑顔を浮かべ、明るく満足そうに言葉を紡いだ)
そう……かな? あんまり沢山の所に行ってるの……意識してなかった、けど。言われてみればそう……なの、かも。
ん、鉄帝の……偉い人。皇帝、だっけ。その人が変わった事とかは……噂で聞く、したような。
政治……?とか、難しいお話は全然わかる……ない、けど。一応おれも、色んな勢力がある中の……一つで、お手伝いしてる……感じ。

……ぁ。豊穣の、そのお話については。メルナと一緒で、ほんの少し話を聞いた……程度。
(イレギュラーズがいなくなった、という言葉を聞くと驚いた様に少し目を見開き、ぱちぱちと瞬きをして)
おれは……別の依頼の方で、行ってた。鬼人種の人達に関係する事……で、ね。

(そして、彼女が浮かべた笑顔につられてか、自身も表情を綻ばせてこくりと頷き)
うん。羽を伸ばす……出来る所にも、行く……出来たりするの。嬉しい、思う。
……メルナも、もしそういう案内が……ローレットにあったら。行ってみる、してみるの……良い、かも?
賑やかなの、苦手……とか、あれば。ゆっくり出来そうなの、見つけたり……して、さ。
そうそう。新皇帝がーとか、勢力が幾つかに分かれちゃってるみたいな……。チックさんも何処かに協力してるんだね。
んん、鬼人種の人達の方は聞いた事ないかも。……当たり前だけど、事件とか依頼とか、知れてない事でも色々起きてるんだね……。
(関心を向けているように数度頷き、話を聞いて。顎に指を添えながら呟いた)

案内──。……そう、だね。ゆっくりか……。
(出された提案に、笑顔を潜めきょとんとして。
次いで、ふと。小さな苦笑を共に、外した視線を明後日の方向へと向ける)
ふふ、それも良いかも。ゆっくりするにしても大体宿屋か此処に来ちゃってて、あんまりそういう依頼を探してはなかったし……。
ん。おれも……初めは、それぞれの勢力の違いに……頭、ぐるぐるしちゃった思い出。ある。
(湖の方にぼんやりと顔を向け、混乱してた頃を思い出して微かに苦笑し)
そっか。ローレットには……毎日色んな依頼、来るし……大きな依頼も一気に沢山来る、したりもする……から。知らないでも、大丈夫。
暫くお休みしてた、なら。尚更、ね。

うん、うん。
一人でゆっくり……美味しいもの、食べたり。綺麗な景色、見たり……他にも、心落ち着く……出来そうなお祭り、あれば。おすすめ、だよ。
誰かと行く……したい、なら。仲の良い、友達と一緒に。楽しい時間、過ごすでも……良さそう、だね。
あはは……うん、ありがと。そういう時間を過ごすのも良さそう。
……実際、少しローレットに顔を出さなかっただけで色んな依頼がどっと来てたり、気付いたら無くなってたり……だから。
イレギュラーズが頼られてるって事なんだろうけど、大変だよね。
(湖を見る横顔へ苦笑を向けながら言って。
やがて小さく息を吐き出すと、同じ様に湖へ、すんと無になった表情で細めた目を向ける)

……それでも、休んだままでいる訳には……いかないけど。
(──そうして開いた口は小さく、紡いだ声は闇に解ける様に微かで。誰に向けたでもないような言の葉だった)
……うん。でも、皆の為にお手伝い……して。誰かの助けになる、出来るのは……嬉しいなって、思う。
何だったかな……んと。……やり甲斐がある?っていうの、かな。

(湖へと向けていた視線を僅かに、メルナの方へと移す。
微かに零された言葉に返答して良いものかどうかわからず、暫し沈黙の時間が続いて。
やがてそう長く経たない内に、再び口を開いた)

…………。
……メルナは、頑張り屋さんな人……なんだね。

でも、本当に大丈夫……なの?
え、…………。

(静寂を破り届いた言葉に、失敗した、と。と。
思わず声が漏れ、チックへと視線を向け直したのとは対照的に。そんな気付きを得るのに間は無く。
町ならもう少しうまくやれてたのに、なんて。言い訳がましい内心ではため息を吐きつつ、もう一度表情へ苦笑を浮かべて影を纏って見せる。)

──あはは、ごめんね。ちょっとネガティブに寄っちゃってたや。本格的にゆっくりした方が良さそうかも。
……でも、うん。とりあえず大丈夫大丈夫!少し休んでればきっと良くなる筈だからっ
(心配させてごめんね?と、申し訳なさそうに言葉を添えて。小さく首を傾げると、にこりと微笑みを向ける)
(──あ、と言葉を紡ぎかけた口を閉じ、心配の感情が滲んだ視線を向ける。
彼女から感じていた違和感が、今度こそ鮮明に表れたのが見て取れて。緩く首を傾げてみせる。
眩しさを宿した笑顔は、太陽とは似て非なる──宛ら彼女の色の様だと。そう胸の内に零した)

……ううん。全然気にしなくて、大丈夫。
こっちこそ、もしかしたら……変なこと、聞いちゃったかも……だから。ごめん、ね。
ん。沢山ゆっくり……休む、して。そしたらまた、依頼……頑張ろ。

(首をふるふると振った後、同じく申し訳なさそうな表情を浮かべ頭を小さく下げる。そして、一つ深呼吸をして立ち上がってみせると、メルナへ笑みを返し)

結構……ゆっくり過ごす、出来たから。おれは、そろそろ行く……ね。
お話、してくれて……ありがと。メルナ。久しぶりに……会って、話す……出来て。良かった。
いつかまた、ローレットや……依頼で会う、出来たら。……よろしく。
それじゃ……ばいばい。メルナが元気になる、出来ます様に。

(手を小さく振った後、背の翼をふわりと羽ばたかせて空へ舞い上がる。メルナの方をちらりと見てから、家のある方角へと飛んで行こうと)

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