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Memoria
あ……、大丈夫…だよ。嬉しいこと、言われて……。少し……恥ず、かしい…?気持ちに、なった、だけ。だから。
(自身の頬に触れながら、大丈夫、という言葉に合わせて頷いてみせて)
……ん。言葉に……音を乗せて、自分の口で。声で、奏でる。それが、歌。
わかった。それじゃ……カルウェットにも、覚えやすい…音。選んで、歌う…するね。
一緒に、歌って……歩いて、いこ。
(ほわ、と柔らかく笑みを零し、閉口した後。もう一度旋律を紡がんと、再び口を開いた)
(先程奏でていたものに似た、明るく、楽しい気持ちが湧いてくる様な音達。
覚えやすいリズムをなぞる様に口遊みながら、行こう、と言うかの様に視線を出口のある方へ向けて)
(自身の頬に触れながら、大丈夫、という言葉に合わせて頷いてみせて)
……ん。言葉に……音を乗せて、自分の口で。声で、奏でる。それが、歌。
わかった。それじゃ……カルウェットにも、覚えやすい…音。選んで、歌う…するね。
一緒に、歌って……歩いて、いこ。
(ほわ、と柔らかく笑みを零し、閉口した後。もう一度旋律を紡がんと、再び口を開いた)
(先程奏でていたものに似た、明るく、楽しい気持ちが湧いてくる様な音達。
覚えやすいリズムをなぞる様に口遊みながら、行こう、と言うかの様に視線を出口のある方へ向けて)
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鬱蒼とした森の中はとても静かで、動物達の気配を感じさせない程。
奥へと誘う道は、迷い人を呑まんとする暗闇の様でした。
「あの森の奥には入ってはいけないよ。悪いおばけが住んでいるのだからね」
始まりは、森の奥で人影を見たという者が発した、ほんの些細な法螺話。
子供達の間で囁かれていた噂は、やがて大人へ。そしてあっという間に、村人全てに広まりました。
「あの森の奥に迷い込んだら、悪い化け物に食べられてしまう。そして、二度と帰っては来れないのさ」
***
そんな一人歩きした噂を知らず、ふらりと。
森の奥深くに薄鈍色の青年が、足を進めていた。
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※カルウェット コーラス(p3p008549)との1:1スレッド。
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