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ギルドスレッド

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Fairy Ring

鏡禍の部屋

古びた小屋の一室。
妖精達から借り受けた小部屋が鏡禍の部屋だ。

小さなベットに本棚と大きな姿見。
目立つ家具はそれぐらい。
日当たりが悪く少しだけほこりっぽいことを除けば意外と困らない部屋である。



鏡禍がくつろいだりする私室。
入室の際は事前に連絡をくださった方と。

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(気づけば薄灰の霧が自分の体を覆っている。
ぼうっと見つめる前で自分の意思など知ったことかとばかりに霧は自分勝手に揺らぎ、舞い、蠢く。
そういえばこの霧はいつから自分と共にあっただろう?記憶がない。
薄紫の霧は自身の妖力だ。慣れた力とその顕在化。
でも薄灰の霧なんていつから扱うようになったのだろう?)

『くすくすくすくす』

(耳元で笑い声がする。気のせいだろうか、でも、五月蠅い。
頭の中を掻き回されているようで、それでいて締め付けられるような不快感。
もっと別の声が聴きたかった。恋人の声が聴きたかった。こんな不快な音を洗い流してほしかった)

『会いに行くの?どうせ捨てられるのに。それとも捨てられる前に殺しちゃう?』
うるさい、煩い、五月蠅い。黙ってくれ。
キミはいったい何なんだ。僕の妄想でも幻聴でもいいから黙っててくれ。

(耳を覆って叫ぶ。自分の心を読んだような言葉があまりにも不快だった。
耳を覆ってるはずなのに笑い声がクリアに聞こえる)

『いいわよ。でも、黙ったって何も変わらない。自分貴方はどうあがいても幸せになれない。幸せを感じれば感じるほど不幸の果実が実って熟していく』
『そろそろ収穫する?彼女の命ごと』
黙れって!!!

(壁に手鏡ごと己の手を叩きつけた。全身に鋭い痛みが走って、手鏡が傷ついたのだろうというのがわかる。ついでのように手がじわじわと熱を持った痛みを発し始めた。
もし彼女に見られたら心配されるだろうから今日は会いに行くのはやめようと思う。
ただ痛みの登場に合わせてあの耳元の声が聞こえなくなったことだけが救いだった)

(今日はもう寝よう。今度はきっと良い夢が見られるはずだから)

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