ギルドスレッド
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鍛冶小屋スカーレット
(避けられるのは想定内。お互いに近接戦闘《クロスレンジ》を得意とする以上懐に潜り込まれるのも想定していた。彼女の身体の小ささを活かすのであれば今の位置取りは最高に近い)
――ふむ
(密着した個所から感じる違和感。自らの身体が死角となり彼女の姿を見ることは敵わないがこのままでは拙い。
そう己の勘が告げている。
彼女の頭部が己が身に衝撃を伝える前にブレンダの脚がトンっ、と軽やかに大地を蹴る。
それは先程の意趣返し。
此度は投げられるのではなく自らの意志で宙を舞う。伝わる衝撃を殺しながら蝶のように
そのまま縦に回転し、音もなく着地をすればお互いの位置は背中合わせ。
本当の勝負はここから始まる。)
ハァァァッ!!!
(振り向きざまに放たれる右回りの燃える一閃が背後に立つ彼女の首を狙う。
――きっと彼女は防ぐだろう。その先を見据えて身体が動く)
――ふむ
(密着した個所から感じる違和感。自らの身体が死角となり彼女の姿を見ることは敵わないがこのままでは拙い。
そう己の勘が告げている。
彼女の頭部が己が身に衝撃を伝える前にブレンダの脚がトンっ、と軽やかに大地を蹴る。
それは先程の意趣返し。
此度は投げられるのではなく自らの意志で宙を舞う。伝わる衝撃を殺しながら蝶のように
そのまま縦に回転し、音もなく着地をすればお互いの位置は背中合わせ。
本当の勝負はここから始まる。)
ハァァァッ!!!
(振り向きざまに放たれる右回りの燃える一閃が背後に立つ彼女の首を狙う。
――きっと彼女は防ぐだろう。その先を見据えて身体が動く)
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鍛冶小屋からは鎚の音がする
海の向こうで起きた戦いも終幕し、穏やかだが騒がしい日々が返ってきた
しかし小屋の主は少々浮かない顔をしている
その悩みを忘れるためなのかここ数日響き渡る音はいつにも増して大きい
……しかし出来上がるのは鉄くずの山ばかりで心の靄は一切晴れない
「ああ、そう言えば今日は人が来るんだったか……」
研磨の手をひとまず止め、鍛冶を切り上げ母屋へと向かいこれまでに掻いた汗を流す
「酒の貯蔵は何があった……シードルでいいか?」