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ギルドスレッド

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ギャザリング・キャッスル

【PPP3周年】Twitter投稿作品投下スレ【おめでとう】

ここはPPP3周年をお祝いするSS作品を投下していくメタスレッドです。

投稿可能文字数上限が1000文字であることを生かして、1000字で完結するSSを投下していきましょう。
投下出来たら、右上の日付ボタンを押して発言を抽出してください。
そしてそのページのURLをTwitterにハッシュタグを付けてツイートすればOKです。
なお、SSの内容は問わない模様です。
公序良俗に引っ掛からない範囲とはなりますが、好きに書き連ねればそれがあなたの愛です。誇りましょう。

参考:https://rev1.reversion.jp/page/3rdContribution

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「まるで神の賽子が良い出目を出し続けたように続け様にイレギュラーズが増えてるんだ。どうせなら同じ『レベル1』同士組んだ方が依頼も動きやすいだろう」
「それはそうだが……」
「それにこちとら召喚されたばかりの旅人で金も身寄りもないんだ。現地人も入れたギルドでも作った方が部屋も借りやすいだろ」
「これまでも旅人は多くいるから召喚者だからと困ることはない、はずだぞ」
「というわけで、頼んだぞギルドマスター」
「何!?」

 突然の振りにがばっと向き直り大声を上げる十七号にざんげから話を聞いていた巨漢……ボディも不思議そうにモニターを向ける。
 その画面には心象を分かりやすく『?』が写されていた。

「どうかしましたか?」
「あぁ、俺たちでギルドを組もうという話になってな」
「ギルド?」
「パーティ、一党。同時期に召喚されたメンバーでお互い助け合って行こうってことだ」
「それは素晴らしいです。友好の証として、笑顔をモニターに表示します」

 合成音声と同時にモニターには[〇▽〇]と顔文字が表示される。
 中々芸が細かい。ざんげとの会話の中で学べたのだろうか?

「待て、ギルドを組むのはまだいいとしてなんで私がギルドマスターなんだ。言い出しっぺの錬でいいだろう」

 しかし流されずに反論する十七号であるが、錬は気質的にも向いてないと自覚していたので完全に押し付ける気でいた。
 そしてざんげはその様子をどこか楽しそうに見ていた。
 旅人だから。職人だから。混沌の事について不慣れだから。
 手を変え理由を変え十七号がギルドマスターに相応しい訳を述べていく。

「──ここまで言ってもギルドマスターになってくれないのか」
「私は、そういうのは合わない!」
「そんなことはないと思うが……そこまで言うならば仕方ない。賭けをしよう」
「賭け?」

 早くこの不毛な会話を終わらせたい、そう思っていた十七号がその言葉に飛びつく。

「一日。今日一日、日付が変わるまでに召喚されてギルドに入る人を募集する。人数が十人以上なら十七号がギルドマスターをする」
「十、人」
「そう、十人だ。逆に十人未満なら俺がギルドマスターを引き受けるしなんならすぐ脱退してもいい」

 十七号は縋るような目をざんげに向ける。

「最近は一日に十人ぐれーの召喚ペースですよ」

 イレギュラーズの増加ペースが一日十人ぐらい。それが多いのか少ないのか、その日暮らしをしていた十七号には分からない

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