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ギャザリング・キャッスル

【PPP3周年】Twitter投稿作品投下スレ【おめでとう】

ここはPPP3周年をお祝いするSS作品を投下していくメタスレッドです。

投稿可能文字数上限が1000文字であることを生かして、1000字で完結するSSを投下していきましょう。
投下出来たら、右上の日付ボタンを押して発言を抽出してください。
そしてそのページのURLをTwitterにハッシュタグを付けてツイートすればOKです。
なお、SSの内容は問わない模様です。
公序良俗に引っ掛からない範囲とはなりますが、好きに書き連ねればそれがあなたの愛です。誇りましょう。

参考:https://rev1.reversion.jp/page/3rdContribution

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「何にせよありがたいことでごぜーます。最近は落ち着いてて説明で迎えに行けなかったことは申し訳ねーと思ってるのです」
「ほう。聞いた限りでは既にかなりの数のイレギュラーズがいるようだが増加のペース自体は普通なのか?」
「三年ほど前の大召喚以前と比べればじゅーにぶんに多いのですが──」

 ざんげの話の途中、まるでその内容を否定するかのように空中神殿の一角に光が発生する。
 三人が目を見開く中、光の中から現れたのは──頭部をモニターに置換されている半裸の巨漢。

「……これもまたどっかの異世界から来たということか。すごいな混沌」
「人型を保ってるだけ大分ふつーなのですよ?」
「そもそも私と同じ鉄騎種でも似たような人はいる」
「いや本当すごいな混沌」

 立て続けの召喚よりもインパクトのある召喚者に感想を述べあう三人だが、その中でも巨漢は身動ぎもしない。
 しかし少しするとプツン、と音がしたと思うと頭部のモニターに光が点いていた。
 何も写されていないが少し明るくなったモニターからは、声が漏れる。

「自然魔力の蒐集機構の稼働を確認しました、これより起動します。──あなた様達は何者でしょうか?」

 合成音声のような男の声。
 誰何の前に発せられた言葉の意味を理解した錬は、慣れたものと巨漢と応対しているざんげをよそに小声で十七号に問いかけた。

「……さっき同じ種でも似たような人がいるって言ってたけど、十七号の種族って人造って訳ではないだろ?」
「あ、当たり前だろう。鉄騎種は人間種と同じように増えるれっきとした純種だ」
「となるとやっぱり俺と同じ旅人か」

 ざんげの言葉からこの世界の事を、当たり前のことも含めて学習している男を見て、ついで十七号を見る。
 刀を佩いてはいるが少し血で汚れている。
 この世界の住人とは聞いているが戦闘の最中に召喚されたのか、それともその余裕もなかったのか。
 少しの間目を閉じ、考えを纏めた錬はよし、と小さく呟いた。

「どうした?」
「こうして同時期に召喚されたのも袖振り合うも多生の縁だ。ギルドでも組もうじゃないか」
「何?」
「あぁ、どんな些細な事も因縁だから大切しなさいという意味でだな」
「諺の意味は『崩れないバベル』で分かる。どうしてそうなる」

 オッドアイのジト目に苦笑で返す。
 初対面でいきなりギルド勧誘……どころではなくギルド結成ともなればさもあらん。

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