PandoraPartyProject

ギルドスレッド

カルド・エタンセル

【RPスレッド】温室にて

【こちらはRP推奨のスレッドです】

(中庭から少し離れた場所に、小ぢんまりとした温室がある。
 中は常に心地よい気温に保たれ、鮮やかな花々が見られるようだ)

まあ、こんなところもありますのね。
とっても落ち着けそうな場所ですわ!

**********

長時間かけずに回れてしまうような、小さめの温室です。
植物の下には水路が引かれており、暖かいですが暑いというほどではありません。
説明書きがあったり、ベンチが用意されていたりします。

**********

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中の気温もちょうど良いし、水は常に流れているみたいだし……のんびり過ごすのにはちょうど良さそうですわね。
(温室の中をゆっくりと歩き、植物を見て回って)

あら、へぇ。あなた、こんなお名前でしたの?
全然知りませんでしたわ、ふふ、ごめんなさいね。
(植物の説明を見て、今まで見たことのあった植物の名前を知り、楽しそうにくすくす笑う)
…?話し声だ。この声は…えぇっと、誰だったかな…?
(色とりどりの花が咲いている場所へ足を踏み入れると、聞こえたのは一つの声。
視線を巡らせれば、そう間もなく、一人の少女が視界に入る)

あ、…えと、こんにちは!この屋敷の人…だよね?
(屋敷内で見かけた気がする…が、それ以上はなかった少女へと、歩を進めながら声を掛け)
(声をかけられてぱっと振り返る。視界に入った少年へにこりと笑って立ち上がり)
こんにちは。はじめまして…と言ってもエントランスでお見かけはしましたけれど。
ライアー=リリー=フィサリスですわ。貴方の仰る通り、この屋敷の人ですわよ。
……ええと、クラリウス様でしたかしら?
(お名前は合ってる?と視線で問うように見つめる)
あ、正解だよ!シャルティエ・F・クラリウス。そっちはライアーちゃん…だね。覚えた!
(そういえば、自己紹介の場で見かけたのだったと思い起こしながら。にこりと笑って頷いて見せる)

それで、ライアーちゃんは…一人でお花を見てたの?
誰かと話す様な声がしたから、てっきり誰かと一緒なのかと思ったけど…
(首を傾げて尋ねながら、ライアーの向こう側──彼女が見ていたであろう花へ、ちらりと視線を向ける)
ふふ、良かった。改めてよろしくお願い致しますわね。
(にこりと笑って)

一人で見ていましたわよ?もし他の人影が見えたのなら……幽霊かもしれませんわね?
(同じ方向へちらりと視線をくれ、くすくすと笑いつつ)
私はこの辺りの花たちと話していたのですわ。植物の言葉はわかりませんけれど、つい話しかけたくなってしまって。
ん、人影は見えなかったけどー…えっ、お屋敷に幽霊なんているの…!?
(ハッとして、僅かに狼狽えた様子を見せ)

お花達と…?…そっか、それで。
…あ。けどそれじゃあ、折角楽しそうにお話してたの邪魔しちゃったかな?
(不思議そうで、しかし納得した声を零すと、花に向けていた視線をライアーへと戻して。
申し訳なさそうに言葉を続けながら苦笑を浮かべる)
あら、こんな大きなお屋敷に『そういう話』が全くないなんて……あると思いまして?
(すっと目を細め、小首を傾げる)

……なーんて。冗談ですわ。
怪談が本当にあるのか私も知りませんから、リリィ様に後で聞いてみましょうか?(くすくすっと笑いながら)

花とはいつでもお喋りできますもの、大丈夫ですわよ。
クラリウス様こそ、何かご用事があったのではなくて?私と話していて大丈夫ですの?
っ──……へっ?…あ、じょ、冗談…
(語る表情にただならぬものを感じ、緊張し、息を呑むも。
続いた言葉に、思わず素っ頓狂な声が出てしまう)
……あ、いや、本当にあったら怖──…じゃなくて!か、怪談に興味はないから大丈夫っ!
…別に怖いわけじゃないからね!

あっ、ううん。目的はあったけど用事って程じゃなくって…
来たばかりだし、ちょっとお屋敷周りを見て回ってたんだ。大きいお屋敷だから、探検みたいなつもりでさ。
そういうわけだから、お話するのは全然!屋敷に居る人とはお話してみたかったし、むしろ丁度良かったかな、なんて。(にっこりと笑顔を向けて)
ふふ、そういう事に致しましょうね?
(言い訳のような言葉に目を細め)

そうでしたの。なら本当に、ええ、丁度良いですわね!
でしたら話ついでにここの散策はいかが?私もまだ全然見て回っていないの。
(先の道を手で示し)
あ、ライアーちゃんも来たばっかりだったんだね。
うん、そういう事なら喜んで!一人より二人で見て回った方が、きっと楽しいしね!
(示された先を見、ライアーへ向き直りながら、嬉しそうに頷いて)
良かったですわ。では行きましょうか?
(にこりと笑って進路へ向きを変える)

……それにしても温室なんて初めてだわ。クラリウス様はこういった場所、来たことがありますの?
(温室の植物たちを眺め、のちに視線を向けて)
ん、行こっか!
(笑って応じ、向いた方向へと歩みを進める)

あ、ううん。実は僕も初めてなんだー…というか、その。
こういう場所を温室って言うんだって事も今知ったくらいで…(向けられた視線へ、恥ずかしげに苦笑を返し)
だから、来た事がないから気になって来てみた、っていうのも理由の一つかな。
混沌に来てからはともかく、元居た世界だと、そうやって植物とか花とかを眺めに行くってあんまりなかったからさ。
(並ぶ植物達へと視線を巡らせながら)
温室、初めて?
ああでも、来ようと思わなければ近づくこともないですものね。
……あら、クラリウス様はもしかして、ウォーカーでいらっしゃるの?(話を聞いて、目をぱちぱちとさせて。その興味は植物から彼へ移った)
てっきりこの世界の方かと思っていましたわ。
(投げられた問いに、植物へ向けていた顔をライアーへと戻し、首肯してみせる)
うん、ウォーカーだよ!見た目、カオスシードの人達と変わりないから、見ただけじゃ分からないだろうけどさ。
大体一年とー…半年前くらいかな?普通に過ごして、眠って…気付いたら混沌に居て。
あの時はすっごいビックリしたなぁ…いつの間にか知らない場所に居ると思ったら、滅びそうな世界を救ってくれ、だもん。
(思い起こしている当時の思い出を、後ろ手を組んで困った様な苦笑と共に語り)
まあ、長いのですわね?もう少しで2年。クラリウスさまくらいですとまだ成長期かしら?
(視線を相手の頭へ向けて)
それにしても起きたら異世界なんて、ふふ、それは驚いて当然ですわ!
これが物語だったらありきたりなのでしょうけれど、まさか本当に起こるなんて思いもしませんもの。ね?
ふふ、そうなんだー。今15歳!だからきっと、来た頃より身長も伸びてるし…もう何年かしたらもっと高くなる!…はず!
…あ。そういえば、ライアーちゃんはいくつくらいなんだろ?最初は同じくらいかなーって思ったんだけど…
(少女の姿をじっと見つめて。大人びた立ち振る舞いや口調から気になっていたのか、そんな問いを投げかける)

あはは、ほんとにね!自分で体験するなんて思ってもみなかったもん!(うんうんと頷いて)
…あ、でも。どんな物語でも見た事ないくらい不思議な世界だよね。混沌って。
色んな世界から色んな人達がやってきて、動物や植物達もなんだかすっごく独特で…不思議なのも変なのも沢山あって。
召喚された時もビックリしたけど…こっちで過ごしてる間も驚く事だらけで、全然退屈しないっていうか。
まあ。どれくらい背が伸びるか、楽しみですわね?
私?私は……うふふ、内緒ですわ。(勿体ぶるようにして)
レディに年を聞くのはマナー違反ではないかしら?

そうですわね、私も驚きましたし……ええ、今も驚くことがたくさん。この世界は飽きなくて面白いですわね。
けれど、寂しくなったりはしませんの?"あちら"に未練などがあるのではなくて?
うぐっ。た、確かに失礼…かもしれないけど…
むぅ、でもそんな風にはぐらかされたら余計に気になるー……(ぼそりと、零す様に呟いて)

……未練、かぁ……、……。
(記憶を起こそうと、ふと視線を下げて…次いで、何かを払う様に頭を左右に振るうと、顔を上げて)
…ううん!確かに、向こうには父上…家族だって居るし、会えないのはちょこっとだけ寂しくなる時はあるけどさ。
でも、こういう状況になったのは…僕が立派な騎士になる為の試練みたいなものだって思ってるんだ。
だから…未練とかはなくって。今はただ、色んな人を助けて、色んな経験を積んでいって…そうして立派な騎士になって帰れたらなって、そう思ってて。
……あ、それにね!こっちの世界で出来た友達も何人かいるんだ!良い人達ばっかりでさ。…うん。だから平気!
(屈託のない笑顔で。しかし最後は何処か、自分に言い聞かせる様な調子で、言葉を口にする)
…そういえば、今の言い方からするとライアーちゃんもウォーカーなんだよね?
ライアーちゃんは…その、どうなの?元の世界に未練とか…そういうのって、さ。
まあ、うふふ。
……お酒は嗜めますわよ?(彼の様子にくすくすっと笑って)

騎士の試練?
ふふ、それにしては大変な試練な気もしますけれど……この試練を乗り越えたなら必ずや立派な騎士となるでしょうね。
お友達もいるのなら、ええ、きっと、大丈夫ですわ。ヒトは1人では生きていけない生き物ですもの。

私の未練…?
ああ、うぅん……なくはない、けど…(視線を泳がせ頭を振って)
……戻りたいと思うほどではありませんわね。だってこの世界の方が面白いですもの!
(敢えてからりと明るく笑って見せ)
へぇーお酒を……、…ってそれじゃあ成人さんっ!?(ががーんと衝撃を表情に出して)
ぼ、僕よりずっと年上だった……。…あ、それじゃあ敬語の方が良い…です?

へへ、大変で良いんだ!じゃないと試練にならないからね!騎士への道は険しいんだ!
でも…1人では、か。それは…うん、本当にそうだって思うな。
僕はまだまだ子供で弱くて、だから余計にだけど。
混沌に来てから、色んな人に助けられっぱなしだから…

……?ご、ごめん。聞きたくない事聞いちゃった…かな…?
(表情の動きに、何処となく憂いを感じ取ったのか。表情を伺いながらそう尋ねる)
敬語なんて今更ではなくて?クラリウス様の良いように喋って頂ければ構いませんわ。(にぃ、と目を細め)

まあ、常から大変なものですの?それなら頑張らないといけませんわね。
ヒトは弱くて、脆くて、すぐ壊れてしまうから。そうなる前に助けてもらうのですわ。特に貴方くらいの年頃なら、特にね。

いいえ、とんでも。けれど少し答え方に迷ってしまって。
……だって私、ヒトじゃありませんもの?
うぐぅ……い、今更なのはそう、だね。あはは……(ぐうの音も出ないと、苦々しく笑って)
えっとー…じゃあ、このままでも良い…かな?急に余所余所しくなっちゃうのもなんだし…!

壊れて…。…う、うん。分かった、覚えておく…
(言葉の意味を汲み取り切れなかったようで。しかし何となく程度には分かったのか、曖昧げながら頷いて見せる)

へっ?ヒトじゃないって…え、でも…?
(困惑を隠そうともせず、目を瞬かせながらライアーの身体を上から下まで見渡して。
が、ヒトらしからぬ特異な点など見つからずに。思わず、その首を小さく傾げた)
ええ、ええ。もちろんですとも。
ふふ、それに若く見えたのなら嬉しいわ?

難しかったかしら。そうね、……無理せず他人を頼ること、ということを言いたかったの。せっかく知り合ったのだもの、知己には元気でいてほしいですから、ね?
(彼の様子に苦笑を浮かべる)

ええ、ヒトではありませんわよ。もしかして、人の形をしたものが必ずしもヒトであるなどと……思ってらっしゃる?
ゾンビだって、吸血鬼だって、狼男だって人の形はしていますのよ?
(くすくす、と。意地悪そうに)
へへ。うん、若く見えた!…って言っても、言葉遣いとか雰囲気は僕よりずっと大人っぽいなーとは思ったんだけどね。だからちょっと納得もしてる!

あ、えっと…壊れる、っていうのが想像つかなくって。沢山疲れちゃってもうだめだーってなる感じかな?
…うん、分かった。元気には自信があるけど…疲れちゃったら誰かに頼るようにする!
(屈託なく笑って)

そ、そう言われるとそうだけど……え、え。じゃあライアーちゃんって一体…?
(どの様な存在なのか検討もつかないのか、おどおどとした様子で尋ねる)
まあ?(目を瞬かせて)
そのように振る舞ったつもりはございませんけれど、ふふ、主観と客観は一致しないものね。

そのような感じでよろしいわ。…でも、その様子なら貴方は大丈夫そうかしらね?
(相手の笑顔に微笑みを浮かべ)

うふふ、ナイショですわよ。
…これ、みたいなものですわ。(顔の近くで、幽霊のように手をぶらんと下げる)
何ていうのかなー…おしとやか?って言うのかな。上品だなーって思って!大人の女性って感じ!

へへ、そうかな?元気なのは取り柄だからねっ!
…あ。でも、そうだ。そういう事ならライアーちゃんも…その、壊れない様に?気を付けてね!なんなら僕でも力になるからさ!
(僅か胸を張りつつ、得意げに言って)

これ?これ……、…えっ。(その動作を真似ながら注視して、首を傾げて。察したのか、次いで表情を固まらせた)
それ、あの……え、じゃあ、その…触ろうとしたら透けちゃったりとか…!?
大人の女性…(頤に指をあてて小首を傾げて)
……なんだか不思議ですわ。わたくし、自分の事を子供っぽいと思っていましたのよ?

ええ、ええ。十分気を付けましょう。
いざとなったら頼りになる騎士様にご相談、ですわね?(ちらりと流し目して)

ふふふ、ふふふふふ。
……触ってみてもよろしくてよ?
(掌を差し出す。触れればきっと冷たいけれど、透けることはないだろう)
んん、そうなんだ…?子供っぽくは全然見えなくて…僕も不思議というか、意外だなぁ…(むむ、と思案顔)

うん!若輩者ですが、その時には精一杯お力となれるよう努めますっ!
(なんて、と。おどけて言いながら、自身の胸を小さく叩いて見せる)

んっ……え、えっと……うー……っ
(笑みに不気味さを感じ、泳ぐ視線が右へ左へ、出そうとした手は後ろへ前へ。
見るからに逡巡しながらも数秒、意を決して指で掌に触れる)
つめたっ──……って、さ、触れるじゃん!透けないじゃんっ!
ふふ。クラリウス様の見立て通りだったということですわね。
それじゃあ5年後には一緒にお酒を嗜めるのかしら?
クラリウス様がどのように酔っ払ってしまうのか、楽しみですわね♪

はい、よろしくお願いしますわ。
(くすっと胸を小さく叩くその様子に笑みを浮かべた)

っぷ……あははははっ!
あー面白かった!クラリウス様、とっても良い反応するんだもの!
(屈託なく笑って、彼へもにぃっと笑みを向けて)
この通り、混沌では肉体を得ておりますの。ご飯も食べられるしちゃんと死ねますのよ?
ふふ、そうだね!5年後ならもう20歳だから、その時は是非!…変な酔っ払い方しないといいなぁ…
…でも、5年後……5年後かぁ。こうなりたいって理想はあるけど…うぅん、先の事すぎて実際にどんな風になってるかは全然想像つかないや…
(思い描こうとする姿は、はっきりとした形を取らなかったようで。思わず頭を捻ってしまう)

…も、もー!からかったね!?本当にちょっとびびっ……じゃなくてびっくりしてたのにっ!
(ぷんすかと怒った表情を浮かべて)
はぁ……ともかく、そうなんだ。それこそ不思議だなぁ…
人に戻ったって訳でもない、んだよね…?多分だけど…
うふふ、5年なんてあっという間で、しかも何が変わるなんてこともありませんのよ。私も……ええ、こんなものか、って。
(少し考えるように睫毛を伏せて、それから肩をすくめる)
節目ではあるけれど、そこまで気負う必要もありませんわ。今をちゃんと歩いて行けるのならば、それで。

だぁって予想通りの反応で! クラリウス様は素直でいらっしゃるわね?
……っくふふ、暫くは思い出し笑いしそうですわ。
私は元からヒトではない、ヒト未満の存在ですの。なので混沌肯定で力を得たことになりますわね。

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