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ギルドスレッド

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ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キーワード
キャラクターID
名前:リモーネ=コン=モスカ
種族:魔種(海種)
性別:女
年齢:Unknown
一人称:僕
二人称:君
口調:~だ、~だよ、~だよね

 絶望の始祖。はじまりのモスカ。
 その真の姿。或いは誰かの空蝉。もう彼女にも、本当の姿は思い出せないだろう。それを知るのはただ一頭の龍のみである――勿論、覚えていれば、そもそも存在を認識していればの話。
 モササウルスの因子を持つ彼女は、強大な海種の魔術師であった。モスカというのは”蠅”という意味。かつて絶望の海に住んだ者達は、リヴァイアサンに蠅のように纏わりつく彼女をそうやって蔑んだ。気の遠くなるほど昔。そんな由来も忘れられ、モスカが貴族の名となり果てるほど昔の話だ。
 彼女が波濤を従えるのではない。全ての波が自ら彼女に従う。彼女は歌うのが好きだった。歌と波が彼女の友だった。雄大な海、そしてその化身であるリヴァイアサンの傍にいても生きていることができる数少ない者。
 そんな彼女の黄金期は、唐突に終わりを迎える。どこからか現れた”嫉妬の魔種”という男の病によって偉大な海は死の海に堕ちたのだ。それでも彼女は一人揺蕩いながら安堵していた。あの方が、きっとリヴァイアサン様が、無礼者を討ち取って下さる。
 その期待は、裏切られた。存在を良しとし、共に在る者として認めたリヴァイアサンはアルバニアに手を出さなかった。自分は、天秤にかけられて振るい落とされたのだと思った――そもそも天秤にすら乗っていなかったのではないか? そうも思った。
 斯くして憎き存在そのものによって魔種となった彼女だが、冠位は未だ強大。だが彼女は焦っていなかった。波濤魔術を極めた少女は、自己を1と0の波として情報化することすら可能だった。そして既存の肉体を捨て、新たな肉体に入り込むことも。そして得た肉体の持つ力をまた波濤と化し、己の力と化すことも。そうして力を得て、いずれは冠位魔種を超える為に。その為に彼女は、彼女の一族を陰に日向に支援した。乗っ取る身体は己の波濤に近しいほど馴染む。空の器とは、竜の心を呑み込む波濤であり、同時に"人の痛みがわからない"彼女の性質を受け継ぐものだ。人より精霊に近い心を持つ海の申し子。不幸だったのは、海竜に"恋"をしてしまったことだろう。身の程知らずにも、人のように。

 元より最強の波濤魔術師。そして歴代の器の力。彼女にとって現代の波濤魔術は、彼女にとってみれば海面に起こる水飛沫に過ぎない。己に並ぶものなどなかった。”彼女”が、リヴァイアサンの一撃を鎮めるまでは。
 海竜の力の間隙を縫ってずっと生きてきた己に無かった、"真正面から、海竜と相対する力"。それが何としても欲しくなった。
 問題は、"彼女"は海の藻屑になってしまったこと。そして、"彼"は海に封じられてしまったこと。その問題を解決する為に、カンパリ=コン=モスカの人格を被ったリモーネは暗躍する。
 いよいよ己の望みが叶うか。
 それともいよいよ追い詰められるか。
 そうなれば彼女は、その真の姿を、イレギュラーズに見せるだろう。

「今度こそ、今度こそ、僕は彼と添い遂げるの。
滅海竜(あの人)のお側に居られるのは、僕だけなんだ。
そう——今度こそは」

https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68076

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