ギルドスレッド
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ギルド・ローレット
名前:シグフェズル・フロールリジ
種族:魔種(鉄騎種)
性別:男
年齢:50代(人間ならば)
一人称:私
二人称:貴様
口調:~だ、~だろう、~である
関係者企画:鉄帝国包囲網、鉄帝首都内戦(https://rev1.reversion.jp/guild/827/thread/14771)
■設定
その男は、悪性にして善人であった。
前フロールリジ伯にして、謀反人となるはずだった男。
獅子の如き荒々しさを湛えた、小柄な鉄騎種。
その肌、わらべのように瑞々しく、その口、獅子のように牙を剥き、その目、爛々と敵を灼き、その鉄腕、悉く敵を打ち倒す。
齢は40に近づきながら驚くほど若々しかったその男が、いつから魔種だったのかはわからない。
或いは、元々そうであったのか。
或いは、娘(エーデルガルト)の裏切りを受けてからか。
「我らは帝国と袂を分かつ」
頭首がそう決めたのなら、門閥は従うのがさだめである。
彼は、長く続く戦いによって疲弊するその土地(フロールリジ)を長く見てきた。
その土地の一部は、レガド・イルシオンであったこともあった。
ゼシュテルであったこともあった。
レガド・イルシオンなのにその兵に襲われることもあった。
ゼシュテルなのに、徴発をせねばならないこともあった。
彼は、いくさは大好きだった。
三度の飯を捨て置いても強者と戦うことが大好きだった。
しかし、彼は民の嘆きを見捨てられない者だった。
鉄帝国は彼の民の嘆きを止められなかった。
然らば、幻想国に与して止めるのを試みんとするのは当然だった。
彼は敵国と内通した。
戦線を押し下げ、フロールリジを幻想国の領地とし、さらに侵略に荷担する。
つまりは、自国を売るというその行いは、しかし間違いなく民を思ってのものだった。
その戦の過程で払われる犠牲を、『必要な犠牲』と思うほかは。
彼の英雄的愚考の結末は、ふたつの結果が示している。
ひとつ、長男は次の日も変わらず戦線の護りについていたこと。
ふたつ、長女が己とその妻の寝ている隙に刃を突き立てたこと。
彼の伝えたフロールリジとしての教えは、脈々と子らに息づいていた。
即ち、「弱き者を想え」と。
ただそのやり方が違っただけ。
その故の結末に、彼は何の不満もなかった。
なかったはずなのだが。
「ク、フ、ハハハ!!
相変わらず蚊蜻蛉のような膂力よ、我が娘!!
であるのに、身の程知らずにも我が前に立とうとする!!
それがよい。そうでなければならぬ。
その蛮勇こそが、フロールリジよ!!!」
長年の沈黙の意図は彼にしか知れない。
しかしひとたび動き出したならば、彼の行いは決まっている。
そう、元々単純な話だったのだ。守るべきものがなくなった今、それはすっきりと整理されて、目的は明確となった。
何かをしたければできるものになればよい。
鉄帝をどうにかしたいならば、皇帝となれば良かったのだ。
この国の帝位に就く方法は至ってシンプル。
そして、主に魔種が居座ってはならない決まりもない。
目指す玉座の為に、彼は何でもするに違いない。
例えば、内戦を煽ることも。或いは利用することも。
冠位たる憤怒を利用することも。あるいは対立することも。
国民の被害もきっと許容する。
彼の原罪は『憤怒』――きっと、彼が真に怒っているのは、善き人々を護り切れない己の弱さに対してだ。
それは、彼の血を最も濃く受け継いだ長女エーデルガルトがそうであるように。
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/67974
種族:魔種(鉄騎種)
性別:男
年齢:50代(人間ならば)
一人称:私
二人称:貴様
口調:~だ、~だろう、~である
関係者企画:鉄帝国包囲網、鉄帝首都内戦(https://rev1.reversion.jp/guild/827/thread/14771)
■設定
その男は、悪性にして善人であった。
前フロールリジ伯にして、謀反人となるはずだった男。
獅子の如き荒々しさを湛えた、小柄な鉄騎種。
その肌、わらべのように瑞々しく、その口、獅子のように牙を剥き、その目、爛々と敵を灼き、その鉄腕、悉く敵を打ち倒す。
齢は40に近づきながら驚くほど若々しかったその男が、いつから魔種だったのかはわからない。
或いは、元々そうであったのか。
或いは、娘(エーデルガルト)の裏切りを受けてからか。
「我らは帝国と袂を分かつ」
頭首がそう決めたのなら、門閥は従うのがさだめである。
彼は、長く続く戦いによって疲弊するその土地(フロールリジ)を長く見てきた。
その土地の一部は、レガド・イルシオンであったこともあった。
ゼシュテルであったこともあった。
レガド・イルシオンなのにその兵に襲われることもあった。
ゼシュテルなのに、徴発をせねばならないこともあった。
彼は、いくさは大好きだった。
三度の飯を捨て置いても強者と戦うことが大好きだった。
しかし、彼は民の嘆きを見捨てられない者だった。
鉄帝国は彼の民の嘆きを止められなかった。
然らば、幻想国に与して止めるのを試みんとするのは当然だった。
彼は敵国と内通した。
戦線を押し下げ、フロールリジを幻想国の領地とし、さらに侵略に荷担する。
つまりは、自国を売るというその行いは、しかし間違いなく民を思ってのものだった。
その戦の過程で払われる犠牲を、『必要な犠牲』と思うほかは。
彼の英雄的愚考の結末は、ふたつの結果が示している。
ひとつ、長男は次の日も変わらず戦線の護りについていたこと。
ふたつ、長女が己とその妻の寝ている隙に刃を突き立てたこと。
彼の伝えたフロールリジとしての教えは、脈々と子らに息づいていた。
即ち、「弱き者を想え」と。
ただそのやり方が違っただけ。
その故の結末に、彼は何の不満もなかった。
なかったはずなのだが。
「ク、フ、ハハハ!!
相変わらず蚊蜻蛉のような膂力よ、我が娘!!
であるのに、身の程知らずにも我が前に立とうとする!!
それがよい。そうでなければならぬ。
その蛮勇こそが、フロールリジよ!!!」
長年の沈黙の意図は彼にしか知れない。
しかしひとたび動き出したならば、彼の行いは決まっている。
そう、元々単純な話だったのだ。守るべきものがなくなった今、それはすっきりと整理されて、目的は明確となった。
何かをしたければできるものになればよい。
鉄帝をどうにかしたいならば、皇帝となれば良かったのだ。
この国の帝位に就く方法は至ってシンプル。
そして、主に魔種が居座ってはならない決まりもない。
目指す玉座の為に、彼は何でもするに違いない。
例えば、内戦を煽ることも。或いは利用することも。
冠位たる憤怒を利用することも。あるいは対立することも。
国民の被害もきっと許容する。
彼の原罪は『憤怒』――きっと、彼が真に怒っているのは、善き人々を護り切れない己の弱さに対してだ。
それは、彼の血を最も濃く受け継いだ長女エーデルガルトがそうであるように。
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/67974
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特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?
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