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ギルドスレッド

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ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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既出の関係者ですが、少し違う絵姿で
想定する状況も添えて投稿

名前:パーヴェル
特徴:鉄帝、軍人
関係者企画:鉄帝国包囲網、鉄帝首都内戦


■設定
「…ああ、約束する。絶対に俺は、二度とこんな事が起きない国にしてみせる」

それは、嘘で塗り固めた約束だった。守れない事など分かっている、空っぽの約束
瓦礫の中で冷たくなって行く娘を、せめて少しでも安心させてやれればと
そんな事をしても、何の意味もない。目の前で失われて行く命は救えない
だが、それでも誓ったのだ。それが嘘でも構わなかった
全て偽りで終わるとしても、我が子の犠牲が、無駄であった事にしたくなかったのだ


彼は、その非情さで名高い軍人である
元は温和であったが、南部戦線で死線を潜り抜ける過程で、今のような苛烈な性格になったと言われている
その原因は、彼の南部戦線での最後の戦いにあるようだ
ある饑饉の年、鉄帝南部の占領地域で大規模な反乱と、幻想による奇襲攻撃が起きた。奇襲を受けたため手勢は少なく、大勢の敵に囲まれる中で籠城戦となった。だが、常に食料の不足している鉄帝のこと、兵糧が足りようはずがない

一方で、この国境線を突破されれば、鉄帝の奥深くまで侵攻され多くの血が流れることは間違いなく、撤退を選ぶわけにはいかない。彼は、食料の配給量を減らすことで長期戦に耐えようとしたが、焼け石に水だった
やがて食料の枯渇が目に見えた時、彼は配給を「間引く」決断に追い込まれた。戦えない人間への食料配給を停止したのだ。最初は老人、次は女子供、そして負傷兵…その中には、パーヴェルが任地に連れて来ていた幼い娘も含まれていた。何とかして娘だけでも逃してやれないかと思ったが、そんな余裕はどこにもなく、娘だけを特別扱いするわけにもいかなかった。やがて、彼は戦勝の後、独り静かにその地を離れた。このようなことはこれで終わりにしてみせるという決意とともに。


非情さとは裏腹に、その出自に関わらず部下を抜擢し出費を惜しまず育成する事でも評判であり、彼を慕う部下も多い
その一人であるダリア(鉄帝首都内戦関係者)には、過去の内戦で亡くした娘の姿を見ている

「戦場から戻り、宛もなく故郷をうろついていた先で、あの子を見つけた
柔らかな黒髪、トパーズの瞳、憂いを含んだ顔立ち
見た瞬間、息をするのも忘れた。実は生きていて、俺を探して来てくれたのではないかと、そう思ったのだ
そんなはずは無い、見なかった事にすべきだと何度も首を振ったが、一度そう思ってしまえば、その妄想を振り払うことは難しい
祖国の悲願を成し遂げるために全てを捨てると決めた自分が、死んだ我が子と似た風貌の孤児を抱き上げる
己の矛盾を自覚していたが、あの子を見捨てることは出来なかった

結局、あの子を斥候として利用することで己を納得させた
娘に似ているからではない。利用価値があるから、手元に置いているに過ぎないのだと
我ながらお笑い草だ。彼女程度の才能であれば、軍には掃いて捨てるほどいるというのに」


ダリアに対しては、(半ば無自覚に)彼女が少しでも良い暮らしができるよう気を使っている
かつて娘にしてやれなかった事を取り戻すように
ダリアに向ける言葉は、時に彼女でなく、自身の過去に向いている事があるようだ

(ダリアに幻想を占領できた後の事を問われれば考え込んで)
「この国が豊かになったらどうしたいかというのは、実はあまり考えたことがない。ただ、豊かであればどうなっていたかと…そう、思うことはある」
「ダリア、よく覚えておけ。どれだけ望もうとも、過去に戻ることは出来ない。その一瞬一瞬で、少しでも悔いの残らない選択をするしかないのだ」


彼は粘り強く諦めが悪い
少しでも勝機があれば、どんな犠牲を支払ってでも掴み取ろうとするだろう

「過剰に強さを尊ぶ国風は、弱者を見捨てざるを得ない環境が生み出した風土病だ
あれは仕方がなかった、どうせ助けても生き延びられなかったのだと、自分を納得させるための
皆、本当は分かっているはずだ。これまで見捨ててきた者達は、我らの隣人であり、友であり、家族だった。死んで当然の存在ではなかった
彼らにも叶えたい夢が、守りたいささやかな幸福があったはずで。俺達はそれを見なかったことにして、彼らの願いに背を向けて、今日まで歩んできた
それは何のためか?彼らは何のために死んだのか?俺達は知っているはずだ。そのために今日まで生き延びて来たはずだ!
剣を抜け、陣形を立て直せ!ここで戦いに勝ち、幻想の豊かな資源を手に入れて、我らはこの悪夢に終止符を打つ!」


「信仰など絵空事だ!本当に天上に主がおわすというのなら、なぜ俺達を救ってくれない!
地上はこんなにも苦しむ人々で溢れているのに。本当に主が救って下さるのであれば、あの子もダリアも死なずに済んだのに!」


https://rev1.reversion.jp/illust/illust/65721


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