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ギルドスレッド

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ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キャラクターID
名前:ジョアン・シルヴェスタ
種族:スカイウェザー
性別:男性
外見年齢:20代後半
一人称:俺
二人称:呼び捨て、君/(目上の相手)~さん、あなた
口調:だね、だよ、かな、だよね?
特徴:金色の髪、柔和な顔立ち、優しい、ドジ、自己犠牲

設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。キビタキの青年。
担う魔術媒体は、白花の飾りが施された"指輪"。
『渡り鳥』が現状の三派に分かれる切っ掛けとなった事件──人間種に因る襲撃の折、弟を守るために前線に立ち、その果てに襲撃者達が放った炎の中に消えた人物。

一族の中に於いても秀でた魔術の才覚を持ちながら、頻繁にドジを踏み、尚且つ他者の為に進んで不利益を被るお人好しな性格であったこともあり、彼を『優秀』であると捉える者はそう多く居なかった。
……しかしその分、穏健な彼を慕う人は数多く居り、また当人もそのことを喜ばしく思っていた。

ジョアンには弟が居た。名をフィンという彼(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1557715)はジョアンにとって命よりも大切な存在であり、正しくその想いが故にジョアンは自らの行き着く先を定めてしまう。
人間種達が彼らを襲った際、自らを囮としてその気を惹き、弟を逃がす為に命を燃やした。
だが彼は決して襲撃者達を攻撃する事なく、自らを、仲間をその魔術によって癒し続ける事により、より多くの仲間を生き延びさせることに注力したのだ。
本来、『渡り鳥』の一派が絶滅されて尚余りある人員が投入されたこの事件に於いて、しかし想定を大きく覆した結果をもたらしたのは、偏に彼が命を賭して齎した功績に因るものが大きい。


──────ただし。
「誰かを癒し続ける」という自らの最期の在り様と、他者を怨むことなく生きていってほしいという言葉を伝えんとしていた最も大切な人の心は、その日を境に大きく歪んでしまったけれど。


多くの人間種達に傷つけられ、最期には炎に巻かれた彼の行く末を知る者は居ない。
襲撃の後に残された『誰かも分からない燃え殻』の何れかになってしまったかもしれない。ひょっとすれば、何かしらの奇跡が起きて生きているのかもしれない。
「似たような姿の魔種を見かけた」と言う者すら時として現れるほどに、彼の死は現在に至るまで同族達に悼まれている。

……けれど、その何れかであったとしても、遺された者の心の中は、既に決している。
ジョアンが最後の最後まで、最も望まなかった選択肢を、彼の弟は選んでしまったのだ。


ジョアンのギフトは、人からすればひどく些細で使い道のない代物だった。
『みにくいインゲル』。自己の決断、決定に対する些細な躊躇や逡巡を消去し、己の判断を盲信させるという、ともすればデメリットにしかならない能力。
実際、彼がそのギフトを介したのはたったの一度だけ──人間種達の襲撃に抵抗し、命と引き換えに弟を逃がした時だけだった。

他者を優先する性格であっても、自らが死んでいいわけではない。
弟を悲しませたくない。友人や家族と、この先もずっとずっと一緒に笑って生きていきたい。
そうした悲鳴じみた願いを、彼は自らのギフトによって「弱音」と断じて切り捨て、自己の犠牲を選択した。
……そうしなければ、彼が最も救いたい人は救えないと、理解していたために。



---*---

もしも──彼と似た姿の者を目にしたのなら。
決して、声を掛けるべきではない。情を向けるべきではない。
姿形が在りし日の儘であったとしても。

---*---



"ジョアン・シルヴェスタ"としての彼は、既に絶え果てているのだから。



(イラスト)
通常時(生前):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/44181
??化後:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/44186

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2950

(関連SS)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3074

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