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ギルドスレッド

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ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キーワード
キャラクターID
名前:マコ
種族:人間種
性別:女
一人称:私
二人称:貴方、~さん
口調:ね、よ、よね
特徴:貴族の愛妾、娼婦
設定:
 マコと呼ばれた女はある貴族の愛妾であった。現在は『マコ』と名乗っているが、女には様々な名前が存在して居たらしい。
 日々の生活の心配をせずに、貴族の男の機嫌を取るだけの日々。それだけでも、女にとっては幸福であった。
 彼女の運命が大きく流転したのは、その胎に命が宿された時である。
 堕ろせ、と。貴族の男は女へと指示をした。余計な跡目争いの火種になる命は必要ない――だが、女は其れを拒絶した。
 男の所有物であった証の紋章が刻まれた美しいネックレスは彼と子を繋ぐ唯一の絆になると女は信じ、スラム街へと逃げ果せた。
 子を産み育てる事は、愛した男と二度と出会う事を禁じる事だと知りながらでも。
 女は、浅はかにも何時の日か彼が迎えに来ると信じていた。

 女には二人の息子が居た。一人は貴族の男の胤により愛の証として慈しんだカラス。そしてもう一人がスラムで体を売り気付いた頃には宿したシラス。
 悍ましい命が宿されたことに苦悩したマコは『決断』することが出来ずにシラスを産み落とした。
 自分に瓜二つの父すら分からぬ息子が母と呼び擦り寄ってくることさえ恐怖の象徴であると、そう認識して。
 シラスが「母」と呼んだ日に、シラスが熱病を出した日に、シラスが……。事あるごとにマコは息子の首を絞めた。
 穢れてしまった己に苦悩して。悍ましい存在が目の前で蠢いている事を怖れて。
 次第に、女の硝子の精神は擦り減った。罅が入った精神を繋ぎ、日銭を稼ぐ為の生業を続けるために女は薬に溺れ続けた。
 質の悪い薬でも、其れさえあれば幸せになれると信じ込んだ母は中毒であった。
 シラスにとって理由はどうあれ、床に臥せる母は酷く病弱で護ってやらねばならない存在だった。
 母と兄のために、シラスは幼い体に鞭を打って働いた。母に厭われて居ようとも何時か愛してると抱き締めてくれると信じて。

 マコにとって、最後まで『シラス』は不要な命であった。
 彼女は何時か白馬の王子様が迎えに来てくれると夢見る乙女のように信じ込んでいたのだから。
 不貞の象徴でもある二人目の子供など、必要なかったのだろう。

 ――そう気付いても。
 質の悪いドラッグで壊れていく母の体を、精神を。
 ひたひたと歩み取ってくる足音を、シラスの『深層意識』は忘れることは出来ないのだ。

関係者イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/20787

登場リプレイ・SS:
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/475
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/624
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/849
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/1616

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