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公認設定一覧

トスト・クェントが公開している公認設定の一覧です。


湖底祭装(全員に公開)
地底湖における第一礼装。集落で代々受け継がれる最も格調高いもの。
男女一対しか存在せず、長や祭りの主役しか着ることはない。しかし誰もが一度は、婚姻衣装として袖を通す。
体格の様々な海種が本来の姿で着られるよう、工夫したつくりになっている。


とある錬金術師が見たら嗤うでしょう。
「クラゲのつもりか?泳ぐ能力を持たず、水流に従うことしかできない生き物だ」
「まるで自ら縛られ網にかかっているようにも見える。まったく、我ながら良い水槽(アクアリウム)を持ったものだ。」
だからといって入れ込むわけもなく。
多少芸を身につけたとて、餌をやれば勝手に考えて殖える、ただの便利な『生き餌』であることに変わりはないのですから。
(300文字)

設定中歩くために必要な(全員に公開)
目まぐるしい地上に、みんなの歩みに着いていけずにいると、劣等感を感じることが多い。
依頼は『特異運命座標の誰か』を求めたもので、自分でなくてもよかったはずだ。きっと誰でも、自分より難なくこなしただろう。

…だとすると、この地上に自分がいる意味があるだろうか。
時折そうして無力感が募る。

なので『自分個人への頼みごと』と認識したら、出来る限り親身になって解決しようとするだろう。…できないことはできないし、あからさまな罠には警戒するけれど。

頼ってくれるのなら、甘えてくれるのなら。
それは地上でも重力に抗って立てるように、心を軽くしてくれるので。
(268文字)

関連項目

イルーシュカ(全員に公開)
魔力を帯びた植物の芽。
地底湖では発芽せず、召還後初めて瓶の蓋を押し開けようとするところを発見された。何の種かはトストも知らない。

伸ばした蔓を揺らす程度の動きができ、[植物疎通]があればなんとなく感情は通じる、くらいの自我がある。少なくともトストには懐いているようだ。
たいていは杖の先に根を張っているが、杖から離れて両腕に蔓を巻き付かせていることもある。
(176文字)

故郷:地底湖(全員に公開)
とある洞窟の奥深くの開けた空間。天井の岩肌から地下水が流れ込んでおり、溜まった水が湖を形作っている場所。
地中ではあるが、水晶の鉱脈が天窓の働きをしているため、光が射す場所は農地として苔などが育てられている。小さな集落は穏やかな人ばかりで、平和に日々を過ごしている。住民は全員が海種であり、生活圏は水中が主。水中用のカンテラは住民の証である。
地上へ繋がるのは、水が流れ来る元の地底洞窟のみ。滝を登り、暗闇の激流を遡らなくては日の目を見ることは叶わない。選ばれた屈強な若者だけが、地底湖と地上を行き来する役目を担う。
彼らは一様に短命で、一説には、地底の籠った空気に慣れた民には、地上の風は毒になるという。
(300文字)
マリアン:1(全員に公開)
若い頃から、魔力を精製し鉱石として凝固させる研究をしている。
その成果として生まれたのが『人の生命力を吸い取り成長する水晶』
それを大きくするために、山間の集落を牛耳り、滝壺に生きた人を落とすことを繰り返してきた。

あるとき『水晶』の成長速度が突然上がった。魔種の死体と、その親類縁者の海種一族を、生きたまま沈めた暫く後だった。彼らが地面の底で生き延びていると気がつき、マリアンは笑いが止まらなかった。石の餌は使い捨てにしてきたが、まさか地底湖と繋がっていたとは。これは石の餌の繁殖地として利用できそうだ。
(250文字)

マリアン:2(全員に公開)
滝を登り地上へ辿り着く地底人を連絡役とし、物資や適度な食料を送り、情報も生活環境も思うままに操る。マリアンはよりよい『餌』を殖やす為、地底湖の平穏や安全を保つことに注力した。辛うじて人間らしい環境を保つよう努め、教育も労働も地底湖の中でほぼ完結するよう整えてやった。

連絡役には、砕いて粉にした『水晶の鉱床』を飲ませることにした。成長した『水晶』はいずれ腹を突き破る。地底人たちには、地上に蔓延する恐ろしい病に見えることだろう。


地底湖は今も生き餌を殖やすための水槽として機能している。
(241文字)

活水晶(全員に公開)
セフィロト・クリスタル。
魔力の伝導性、反応性、貯蔵量いずれも非常に高く、魔術の媒体や錬金術の素材として高品質。
最大の特徴として『人の生命力を吸い取り貯蔵して成長する』。
長期にわたり生命力を奪われた人間は、弊害として一部の感情が不活性化することがある。個人差はあるが、多くは積極性、好奇心や向上心が薄くなる。
なお、鉱床は分離しても生命力を吸い新たな結晶を生み出すが、水晶の裸石の状態ではその特性を失う。

マリアン・ホーネッカーは現在、活水晶をより成長させるために、地上と分断された地底湖と、そこに住む海種の集落を、生き餌として利用している。

地底湖の住民が主な光源としてカンテラに使用する結晶は別のもの。
(299文字)

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