冒険
闘技場設定は『練習場』から!
久遠なる森
――通ってはならぬ道がある。
カムイグラの一地域にはそのような話が存在する。
曰く誰も帰ってこぬ。曰く魂を捕らえる冥府に続いている、と……
それが迷信か、あるいは何らかの真実を帯びているのか――は知らぬが。
「息子が……息子があの道に行ってしまったんです!!」
少なくともその地域に住む者にとっては須らく『身近』であるには違いない。
――神使と呼ばれるイレギュラーズに依頼が入ったのだ。件の『通ってはならぬ道』に迷い込んでしまった者がいる、と……住民は恐れてその道を通りたがらぬ。故に助けを求めるならば外部に――だ。
「神の使い以外があの道を行くと……二度と帰ってこぬのです……」
「一体何があるのかオラたちは知りませんが、どうか……」
……さて。そう懇願されてしまっては仕方ない。
まぁそうでなくてもローレットは何でも屋だ――依頼であるならば引き受けよう。
目を向ける。
そこに在るのは深い森だ。
時刻は夕暮れ時を超えて日が沈もうとしている時間帯。
――さて何が出てくることか。
参加者一覧 | |
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マルベート・トゥールーズ(p3p000736) 饗宴の悪魔 |
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Lumilia=Sherwood(p3p000381) 渡鈴鳥 |
探索記録
辺りは静まり返っている――
如何に日が暮れようとしている時間とは言え、不気味なる森だ。
多少は動物の気配などしていいものを……さて。
森の中を歩む。
流石、誰も近寄らぬだけあってか人の道などない……
なんらか冒険の知識か、自然に対する造詣があればスムーズに進めそうなのだが。さて、時間が掛かってしまえばなんらか魔物の類が出てこないとも限らない。どうなる事か……
くっ。どうしても歩みが遅くなってしまうものだ。
だが焦って妙な道へ突き進んでしまうのは愚の骨頂。それは避けねばならない。
故に慎重に一歩一歩歩みを進めていれば――おっと!
『グルァアアアアアアアア!!!』
――魔物の群れが陰より飛び出してきた!
動物は居ないと思ったらこんな奴らは居たのか!
救出すべき人物がこの者らの毒牙に掛かっていないことを居ながら――貴方は武器を手に取った!
なんとか魔物を退けた貴方は、再度歩みを進めていた。
……しかしやはり魔物が襲ってきたことはともかく、それ以外ではあまりにも静かだ。
何か原因があるとは思うが――
しかし今はまず原因の究明よりも依頼だ。
依頼を成す為に、先程の様な魔物の襲撃は警戒しておかねばならない。
だが周囲を索敵する様な技能が無くても貴方にとっては問題ないものだ。なぜなら……
「出てくるもの全てを打ち倒せば――問題ない!」
障害は全て排除する力があれば、備えなど不要であるのだから!!
やれやれ。とんだ不運に見舞われてしまったものだ……
二度も魔物に遭遇してしまうとは。
しかし撃退し、先に進めれば問題ないとも言える――
ともあれ大分奥の方まで進めてきた筈だが――さて。
その時。魔物の気配ではない……
何か、すすり泣くような声が聞こえたような気がした。
これは、間違いない――人だ!
――近い。救出対象は、近くに居る!
方角はどちらだろうか? 声を出しながらその者を探さんとすれ、ば。
『――――■■■』
……どうやら獲物を狙わんとする魔物もいる様だ。
よし、ならば敵を排除して――あと一歩を踏み込むとしようか!
最後の魔物を打ち倒す。断末魔が轟き、静かになって――
「うえーん!! 怖かったよッ――!!」
さすればその時、救出対象の少年の姿を遂に見つけることが出来た。
泣きじゃくっていたが、偶々迷ってしまっていたらしい……
さぁ帰ろう。
「――っ?」
瞬間。より森の奥から何か視線の様な何かを感じた気が、する。
……まだ魔物か何かがいるのであろうか?
しかし少年を連れたまま戦う選択肢などない。戻るのが先決だ。
――機会があらばまたこの森に来ることもあるだろうから。
何者かの視線を振り切る様に――貴方は元来た道を戻る事とした。
挑戦結果
無事に少年を連れて帰還すれば、村人からは盛大な感謝を受けた。
やれやれ。もう迷ったりするんじゃないぞ――
少年に声を掛け貴方は村を去る。
未だ漆黒と静寂に染まる森。また何かの縁があれば訪れる事もあるかと思いながら……
戦績
攻略状況:攻略成功!