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ボイス詳細

帝都の夜に揺れる~蝶と狼の円舞曲~ボイスドラマ

作者 アル†カナ
人物
ボイス種別 サウンドリミックス(2人〜)
納品日 2021年12月23日
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リミックス元
歌詞 『帝都の夜に揺れる~蝶と狼の円舞曲~』

少し離れた場所から優雅な円舞曲が聞こえる
ドレスアップした男が女の手を引いている

(硬質な踵の靴音とヒールの靴音)

男が止まり、振り返る



「麗しき蝶の貴婦人よ、どうか俺と一曲踊ってくれ」
「帝都の夜に舞い降りたひとひらに男達が群がる前に」

男の差し出した手に、女がうっとり微笑む

「愛しい狼の将校様
 僕で良ければ一曲とは言わず何曲でも、何時間でも、何年でも、
 常永久(とことわ)にジェイク様の腕の中で踊りましょう」

差し出された手へ、女はそっと手を重ねる

「蝶が自ら望むと言うなら、この腕の虫籠に閉じ込めておこうか。
 出してくれと藻掻いても決して逃がしはしない」

と、男がその手を引き寄せ、腕の中へ

(二人がぶつかる音)

「君は俺のもの、俺だけの美しい幻(ゆめ)だ」

「こんな風に甘く、こんなにも狂おしく、求めるのは君だけ……」

「だからその口唇で聞かせてくれ」

「俺が欲しいと」


「そんなに僕を乱さないで。これ以上恥じらわせないで
 僕は貴方だけの虜だと言うのに、もっと強く、もっと愛して言わせたいのですか
 ひらめく翅も、震える心も、何もかもを奪ってと……」
 
口づけを交わす二人

(無音が二人を包み込む。 時が止まる 3秒くらい)

唇が離れ、けれど抱きしめたまま耳元へ顔を寄せささやく

「愛している。ただひたすらに、俺が望むのは君だけ、君のすべてだ」


「ああ……ジェイク様の意地悪。耳から甘い熱を注がれたら今宵火照りは冷めそうにありません」


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帝都の夜に揺れる~蝶と狼の円舞曲~

主演 夜乃 幻 (p3p000824)
   ジェイク・夜乃 (p3p001103)

シナリオ:八島礼

ボイスアクター:鏑木はる
        愁仁

台本&効果音:果無
いろんな何か:或


ボイスドラマ制作:アル†カナ

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