特設イベント
みんなで楽しく? 果物狩り
●オープニング
●七色の輝きに包まれて
実りの季節を迎えた幻想では、各地で収穫作業が始まっていました。
「今年もよう育ってくれた。さあ、獲ってしまおう」
たわわに実った自分たちの成果物を前に、どこか誇らしげな顔を見せた民がそれらを収穫していく様子を、イレギュラーズも何度か目の当たりにしていました。
そんな折、一つの農園を管理している貴族より、果実の収穫作業を手伝ってほしいという話がイレギュラーズの元に舞い込んできました。
「この時期は常に人手が不足するのでな。収穫した果実は個人の範疇である限り、その場で食べるなり持ち帰るなり好きにしてよいので、よろしく頼みたい」
農園の場所を告げ、貴族はイレギュラーズの元を去っていきます。幻想の食文化について知れること、果実が食べ放題であること、その他様々な理由で興味を持った彼らは、指定された農園へ赴くことになりました。
そして当日、イレギュラーズが到着した農園には、実に多種多様な果実が実っていました。どこか見覚えのある果実もあれば、まったく見たことのない果実も見え、それらが揃って香ばしい匂いを漂わせており、収穫欲と食欲を掻き立ててくれます。
「おぉ、よく来てくれた。それじゃ簡単に説明するから聞いてくれ」
道具を手に、同じく収穫作業に携わる予定の民から、イレギュラーズへ説明が行われます。
「見てもらって分かったと思うが、ここにはいろんな果実がある。その中には匂いをかいだだけで酔いに似た症状が出たり、幻覚が見えたりするものがあるからまぁ、気をつけてくれ。流石に毒のあるものは無いから安心していいぞ」
ははは、と笑う民に、どことなく不安を覚えながら頷きます。
「他には……あぁ、そうあるわけじゃないんだが、我々もよく知らない果実もあったりするぞ。実際に見たことは無いが、動き出す果実もあるらしいからまぁ、気をつけてくれ。なに、そう心配しなくていい。今まで我らの内の誰も命を落としたことは無いからな」
ははは、と笑う民に、とっても不安を覚えながら頷きます。
「さあ、収穫を始めようか。道具はここに用意してきたから好きに使ってくれ」
並べられた道具を手に、イレギュラーズが農園の各地に散っていきます。
こうして始まった果実狩り。さあ、イレギュラーズは無事に収穫作業を終えることができるでしょうか……?
●猫宮烈より
秋といえばやはり果物の季節ですね。こんにちは、猫宮烈です。
今回のシナリオは農園で果実狩りです。
参加した皆さまで楽しく果実狩りを楽しんでいただけたらと思います。
収穫を共に行う民から説明がありました通り、この農園には実に多種多様な果実が実っています。
見た目には地球に存在する果実のように見えますが、食べると酔っ払ったり幻覚が見えたり、いろいろと怪しいものも中にはあるようですので、頭の隅に留めつつそういった要素もスパイスとして楽しんでしまうのもアリだと思います。
それでは、皆さまの素敵なプレイングをお待ちしています。
●備考
・秋イベント『爽秋の一時』シナリオでの同一参加は出来ませんのでご注意ください。
リプレイ
※1 当リプレイの返却はメールで通知されません。
※2 当リプレイはキャラクターの参加・注文状況・履歴には掲載されません。
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