特設イベント
ギルドワンデイズ
●オープニング
●イレギュラーズ、レギュラー
異質なる世界『無辜なる混沌(フーリッシュ・ケイオス)』。
人間種に獣種鉄騎種幻想種果ては名状不能なウォーカーに至るまで、様々な種族が入り乱れるこの土地には、多種多様なギルドが存在している。
その中でも特に異質とされているのが『イレギュラーズ』たちのギルドだ。
「イレギュラーズのギルドも随分増えてきたな」
レオン・ドナーツ・バルトロメイ(p3n00002)は金属製マグカップをテーブルに置いた。暖炉の炎が夜の部屋を照らし、テーブルの木目をゆらしている。
手元のランプを寄せ、リストを上から順に読んでいく。
彼は特異運命座標支援ギルド『ローレット』のオーナーだ。
彼の元へ報告という形でよせられる個人ギルドのリストはゆうに200を超え、今もまだ増え続けている。
レオンが生まれる前から脈々と続いた古参ギルドもあれば、つい先日に立ち上がった新生ギルドもある。
しかしその全てが自由と個性にあふれている。
特に顕著なのが大規模召喚以来の動きである。
ただでさえ多種多様な種族が入り乱れるイレギュラーズに、どう表現してよいかわからないようなウォーカーたちが大量に参入したことでギルドの個性はより強烈に際立つことになった。
「しかし、そうだな。そろそろ彼らが日頃どう過ごしてるのか、知っておくのもよさそうだ」
レオンはペンを取ると、羊皮紙にさらさらと文字を書き付け始めた。
一通り書いたところで木の書簡に入れ、蝋燭とスタンプ金具で封をした。
手元のカップをとり、口をつけ……。
とっくに飲み物が冷めていたことに気がついた。
あるところには気の立て札が。
あるところにはコルクボードが。
あるところには合成樹脂による研ぎ出し黒板が。
あるところには伝書鳩メーリングリストが。
あるところには電光掲示板が。
200を超えるイレギュラーズ・ギルドに見えるようそれぞれ一斉に掲示を出した。
タイトルはこうだ。
『取材協力のお願い』
内容は簡単だ。
ギルド・ローレットに連なる全てのイレギュラーズ・ギルドを対象に、ギルド内の日常風景を取材し、教えて欲しいというものだ。
ギルドメンバーの誰かもしくは何人かが即席の記者となり、ギルドの雰囲気や顔ぶれや、普段どんなことをして過ごしているのかを書いていく。
時には、自分がギルドに身を寄せることになった経緯を話したり、自分がギルドを作るきっかけを話したり、ギルドを通してできた出会いや友情について話すのもいいだろう。
さあ――。
種族を超え、世界を超え、さながら世界のミックスジュースと化した彼らの日常を、少しだけ語ってみようではないか。
イレギュラーズギルドの異質なる日常譚を。
●黒筆墨汁より
またお会いしましたね、イレギュラー。
こちらはギルドをテーマとした日常を描くシナリオとなっております。
あなたが所属しているギルド、もしくは管理しているギルドはどんな場所ですか?
大勢が集まる巨大な組織でしょうか、数人だけが出入りするホームのような場所でしょうか、それともあなただけの隠れ家?
あなたはいつもそのギルドを訪れ、顔なじみと挨拶をしたり、お互いを語り合ったり、たまにはパーティーを開いたりしていますよね。
そんな日常の一コマを、今回は深く深く触れてみましょう。
まずは、今回触れるギルドを選択しましょう。
あなたの所属しているギルドのどこでも大丈夫ですが、今回は一つにしておきましょうね。できることなら全て回って、あなたの様々な側面に触れてみたいところではありますが、そのなかでもココというひとつを、選んでみてください。
そこはどんなギルドで、どんな人々がいますか?
あなたはそこをどんな風に思っていて、そしてどんな風に接しているでしょう。
そんなことを想いながら、日記でもつけるみたいに書いてみてください。
おっと、最後にもう一つだけ。
ギルドの皆さんと誘い合わせて一緒にシナリオに参加すると、とっても楽しく過ごせるはずです。
逆にシナリオに参加なさっていない方は描写しきれないことがございますので、ぜひぜひ一緒にいらしてくださいね。
それではよい日常を、イレギュラー。
●備考
・レオン・ドナーツ・バルトロメイ(p3n00002)は、プレイングに無い限りは特に描写されません。
・夏イベント『盛夏の残照』シナリオでの同一参加は出来ませんのでご注意ください。
リプレイ
※1 当リプレイの返却はメールで通知されません。
※2 当リプレイはキャラクターの参加・注文状況・履歴には掲載されません。
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