SS詳細
カジノ・クロックディール
登場人物一覧
- 恋屍・愛無の関係者
→ イラスト
名前:イルゥ・ヤ・カシュー
種族:ブルーブラッド(トカゲ)を名乗っているが真偽不明。
性別:女性
外見年齢:二十代半ばに見える。
一人称:アタシ
二人称:オマエ
口調:~だな、~だろ、~だぜ、~だよな?
特徴:ギザ歯、超強気、美人、悪食、ギャンブラー、ちちしりふともも
設定:
ラサは夢の都ネフェルストの傭兵団『カジノ・クロックディール』の団長。
しなやかな肢体を生かした近接格闘戦を得手とする凄腕の傭兵である。
クロックディールは華美にして享楽的なカジノであると同時に、傭兵団であるという二面性を持つ組織だ。
平素はもっぱら、華やかなカジノとして経営されている。
そんなクロックディールには特殊なルールがある。
仕事を依頼するには、賭けに勝たねばならないというものだ。
つまりその武力は『カジノの景品』なのである。
恐るべきことに、裏のクロックディールでは
宝石でも、家でも、己が子供でも、自身の目玉でも。その手に握れるものであれば命さえも――
賭けは意外にも公平とされるが、イルゥは気まぐれに
基準と呼べるものがあるとするならば、彼女のみ知るのだろう。
仕事の依頼権を勝ち得た場合、クロックディールは傭兵団を本当に文字通りの景品として扱う。
どれだけ危険であろうと、いかなる死地であろうと挑むのだ。
そのような戦い方でもやっていけるのは、つまり実力が折り紙付きという訳だ。
「久しぶりじゃねえか。今日は遊びに来たんだろ?
は? 仕事の依頼だ?
……ッチ。つまんねえな。だったら裏に入んな」
――賭けなんてものは、本当に公平な筈がない。
取り分の意味でも、イカサマの意味でも、胴元は常に有利だ。
あれやこれやを、
それでも現在の評判を勝ち得る程度に、彼女は頭も回るのである。