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死んでから株が上がり続ける男(の腹心)
登場人物一覧
- ヴェルグリーズの関係者
→ イラスト
名前:ラウル・バイヤール
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):22
一人称:私、僕
二人称:様、さん、君、貴方、貴様
口調:です、ます、でしょうか?/だ、だな、~だろう?
特徴:怜悧、有能、短気、ミロシュ様大好き
設定:
通称・三成。そんな有能かつ強硬な忠義者。
フィッツバルディの外戚である名家コルビク家の家宰。
若くしてその地位に抜擢されたのは次期当主であるミロシュ・コルビク・フィッツバルディに見出された為。
元々ラウルは市井の生まれであり、二等市民の出身である。
実家はスラムに身を落とす程ではないが貧しく、長男のラウルは弟妹の為に若くして働きに出なければならない予定であった。
その運命を劇的に変動させたのがコルビク家の若様であったミロシュである。
視察中に街中で起きた『退屈な事件』を目撃したミロシュは事件を鮮やかに解決してみせたラウル少年の勘の良さと頭の回転の速さに注目。父譲りに有能な人物に目をかけるフィッツバルディの血が疼いたのかその足でラウルの実家に足を運び、彼等が一生暮らせる程の金貨を下賜。戸惑うラウルに構わず彼を自身の通う名門校の初等部に放り込む――
……と、まぁ何処かの攻め様も真っ青のスパダリ振りを発揮し、ラウル少年の未来全てを劇的に変えたのだ。
最初はこの異様な厚遇と強引さに困惑したラウルだったが、二人は性格的にもウマが合い、程無くしてラウルはミロシュに心からの敬愛を抱くようになる。
悪名高いフィッツバルディの若様はラウルにとって兄であり、親友であり、最高に主人に間違いが無かったのである。
やがて学校を卒業したラウルはミロシュと彼を十分に評価したコルビクの勧めでバイヤール家と養子縁組を組む事となり、晴れて貴族の仲間入りをする事になるが、何かと身内に気の付くミロシュはその際には生家の方にも十分な追加の援助が与えており、彼等は現在も富裕に生活を続けている。
十年にも及ぶこういった援助と厚遇の経緯から『双竜宝冠』事件でミロシュが殺害された際には怒髪天を衝く激怒を見せ、持ち前の頭脳で事件解決に奮戦した。
……それでもラウルは現在という結果に納得する事は無いだろう。
彼が求めていたのは主人(ミロシュ)の幸福であり、或いは共に歩む筈だった彼の行く先ばかりである。
ラウルにとっては双竜宝冠も真犯人の死も二の次だったに違いないから――
- 死んでから株が上がり続ける男(の腹心)完了
- GM名YAMIDEITEI
- 種別設定委託
- 納品日2024年02月17日
- ・ヴェルグリーズ(p3p008566)
・ヴェルグリーズの関係者